教育

言葉と狂い(身体)、そして義体 

屁爆弾さんの『この筆者、悪文につき』を読んでいると、僕の言葉は浮いている度合いが高いなぁと自省してしまう。別に謙遜でも皮肉でもなくそう思うのです。屁爆弾さんの文章は身体性を感じる。僕はどうしてもそれが稀薄になってくる。例えば、ここで屁爆弾…

荒れ野の六十年

まっちゃんさんの『メイド萌え』に感応したのは、メイドでもなく、ロッテの小宮山悟(好きですけれど)でもなく下記の引用のようにまっちゃんさんにとっての恩師の姿です。 …学校では授業をつぶして(社会の授業だったのかなあ…)先生が中国残留孤児の授業を…

国破れて言葉あり

leleleさんが久し振りに「敗戦記念日に寄せて」を更新アップしている。概略は下記のようなことだと思う。 【A】正の遺産を相続するのであれば、同時に、植民地化や侵略・侵出によってアジア諸国がこうむった負の遺産も、「戦争体験がないから……」といって放…

双風舎トークイベント

『仲正昌樹×北田暁大トークセッション』の案内がありましたね、タイミングよくぴぴさんからも北田暁大の『嗤う日本のナショナリズム』のレビューがアップされていました。ぴぴさんの不満は例えば、東浩紀は自ら「オタク」である内側からコミットする彼自身の…

ひとり出版社にリクエスト日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界

双風舎の双風亭日乗のエントリー「早稲田大学にジャーナリズム大学院ができるんだって!?」をロムしました。双風舎さんは怖いもの知らずで元気がいいなぁと、気分が爽快になりました。変な先入観がないし、プラグマティズムな経営方針(多分?)と出版理念…

堀江さん、意味を問う感じる男でいたいです

◆寝屋川小学校・教職員殺傷事件で、内田樹さんは連日エントリーアップしていますが、新聞・テレビの解説では気づかせてくれないコメントを発信しているので屋上屋を架すカキコかもしれませんが、内田さんの文脈でぼくも書きたくなりました。それはせめてかよ…

武田徹アジールな一人ジャーナリズム

正月明けに、一人ジャーナリズムを実践課題として、『東大先端研ジャーナリスト養成コース』の紹介が武田徹サイトであったが、これはまさに武田徹を師として、「学ぶ作法」であろう。 弟子が師から学ぶのは実定的な知識や情報ではない。聖句から無限の叡智を…

君の感化によって俺を黙らせよ

保坂和志さんがゴダールの『映画史?』(筑摩書房)から一部、引用して、メルマガでアップサービスしていますが、ぼくも、ちょいと、気になるところを引用してみました。(旧ブログより転載) 映画館のなかでも、人々は黙り込んでいます。スクリーンのうえで…

ライブ活動する学者のパフォーマンス

吟遊旅人のぴぴさんたちと、内田樹×高橋哲哉×宮台真司の夢の鼎談企画を構想、妄想したが、かって、文藝春秋で文士劇なるイベントが文壇行事として開催されていたが、今はどうなっているのだろうか?まあ、あまり観る気にはならないが、芝居でなく、音楽活動…