中国のお話を待っています

 もう、だいぶ前に僕のエントリー『婆(爺)クラッシュ!?』で触れましたがメルの本棚のメルさんから問題は「硬直性」にあるのではないかと拙エントリーを批判されました。深夜シマネコブログをきちんと理解していない、誤読しているとも言われてしまいました。

よくよく自分の心に照らし合わせて考えてみると、私自身の不安は、たとえば宮台真司氏が唱えるような「過剰流動性による不安」にあるのではない。むしろ、流動性と言われているのに流動的ではないところに不安がある*1。つまり「硬直性」の不安だ*2。これに対し、「歩行と記憶*3」ではもっと「過剰流動性」を進めるべきと述べていて、それはおそらく正しい。しかし、kuriyamakouji氏は「過剰流動性」のために、「自営」か「自営と変わらない働き」をしたほうがいいという。これは物事の半面しか見ていないのではないか*4。→続く

 どうやら↓のコメント欄でtomoeさんのナビゲートで多少なりとも理解出来ましたね、恐らく「情」の部分で引っかかると誤読が生じるのかもしれない、でも、「情」のところで重ならないと、やはり、誤配の理解であって完全な理解ではないのでしょう。もうそれは致し方のないことですね。そのようなズレが生じましたが、
メルさん、就職が決まったのですね、おめでとうございます。
 メルさんとネットで知り合ったのはbk1の書評を通してであって、もう数年前になりますか、今年、稲葉振一郎×立岩真也トークイベントが梅田開かれたおり、同じ会場に居たのにもかかわらず、お互いに顔を知らないので挨拶は出来ませんでしたが、ブログでの映画の話、本の話は僕の傾向と重なるところが多くてすごく愉しませてもらいました。
 僕の親戚も80年代日本語教師として南京、北京で夫婦そろって働いていましたが、今は日本に帰っています。当時と、今の中国事情は全然ちがうでしょうね、『フラット化する世界上』でフリードマンは2001年12月11日に中国はWTO世界貿易機関)に正式加入したのですが、この出来事は中国を変え、そして現在進行中で世界も変えようとしている、そのことについて書いていますが、20世紀の中国と21世紀の中国は全然違うので、親戚が中国で働いていた頃の日本語教師事情はあまり参考にはならないでしょうね。羨ましいチャレンジです。 
 メルさんの本棚が閉鎖されていないので、いつ更新されるか、ブックマークしたまま、期待をこめて中国の話がアップされるのを待っています。
参照:"The World Is Flat"が示す、世界フラット化の要因(2):永井孝尚の写真ブログ:オルタナティブ・ブログ
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