NFO(貧乏でも安心、女性で安心)

僕は去年、こんなことを書いていたが、

それはそうと、『フリーターズフリーNO2』が発売中ですが、巻頭セッションで「労働と家族を問うー主婦・シングルマザー・女性フリーター」の座談会を読んでつくづく感じたことは、この『労働開国?』の問題は家族制度の地平から問うべきだと思いました。
僕なんか、ここまで、何となく生きて来れたのは、何はともあれ、これから風前の灯火かもしれないが、戦前から延々と細いなりに続いているこの国の家族制度のお陰の面があることは間違いない。m(__)m
生田武志に言うように、これからの人達は、そうはゆかない。だから、オルタナな「新しい家族のモデル」を作らなければならないし、それが無理なら『フリターズフリーno1』で、生田が提案したNFO(ノン・ファミリー・オーガニゼーション)を築くことが必要なんでしょう。
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20081222/p1#c
参照:http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20081224/p1

今回のジュンク堂大阪本店のトークセッションで、生田さんが、是非とも巻頭セッションを読んで下さいと言っていたが、特に主婦戦線の国澤静子さんの熱いトークには煽られる。まず、この巻頭セッションを読めば、今回のトークがより良く補強されますねぇ。これから再読します。
http://www.arsvi.com/d/h05.htm
http://www.arsvi.com/d/p12.htm
そうそう、質問タイムで、生田さんに<国家><企業><家族>のそれぞれのオルタナなシステムの構築において特に<家族>のオルタナとしてのNFO(ノン・ファミリー・オーガニゼーション)についてもっと具体的に訊きたかった。
栗田さんが、盛んに言っている「貧乏でも安心、女性でも安心」は、オルタナとしてのNFOが「安心基地」として適ったものだとは思うのですが、具体的にまだ見えない。
僕と同年輩ぐらいの人が質問していたが、「私は35年間も同じ職場にいました」、「日々職場が変わる非正規雇用者(フリーター)の人が羨ましいと思ったことがありました」確かに、僕もこの感覚ってよくわかる。好きこのんで同じ職場で正社員をやっていたわけではなく、フリーターでも結婚し、家族を持てるぐらいの収入と世間からもそんなに白い目で見られなければ、自由に気儘に色んな職種について働きたかったみたいなことを言っていたが、僕は本音のところ共感できました。
退職金制度をはじめとした給与体系を見直すべきかもしれない。そうすれば、ワークシェアリングも現実味を帯びる。非正規の時給を骨格に置いたものでないとワークシェアリングの導入はムツカシ。
>>この項続く