プラセボ効果

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)ガン病棟〈第1部〉 (1969年)
手嶋龍一×佐藤優の『インテリジェンス/武器なき戦争』を読んでいたら、
「スパイたちへの贈り物」の項で、佐藤優さんによると、モスクワの東郷和彦さんから「棺桶に糠を入れて送れ」という指令が来たことがあったと言うw。
ガンの民間療法で糠を発酵させてその中にいるとガンが治るという療法を、ロシア在住の日本人がやっていたのです。この療法にロシアの要人が関心を示したわけです。実際、調子がよくなったらしい。(p105)
手嶋さんはそれに答えて、プラセボ効果(偽薬効果)というのもあるから、薬だと思って服用すれば、30%は砂糖水でも効く。鰯の頭も信心から。
そう言えば、僕の担当専門医にこの薬はどの程度きくのですか?て尋ねると、
「30%」と答えるのを常にしていたが、何か、プラセボ効果の数値と同じだなぁ。「信じなさい」という謂いなのでしょう。「担当医を信じれば免疫力がアップする」と案に言いたかったのでしょう。
ソルジェニーツィンの名著『ガン病棟』でも、そんな民間療法が色々と登場したが、インテリジェンスとしての情報収集のやり方は面白いねぇ。
谷内正太郎は日米密約関連ファイルをどうしたのか | 永田町異聞