出版状況クロニクル38

地元の図書館から電話があり、河出の『思想としての3・11』と小出裕章の『原発のウソ』を借りる。
新刊は図書館で借りる頻度が多くなったねぇ。他方で僕の棚本なんかを病院の図書室や某民間の図書館に寄贈している。
かような読書人の振る舞いは新刊出版流通の売り上げに貢献しないなぁ。たまに買うと「ブ」とか古本屋、バザーになってしまう。


そもそも、「本を読みたい」という欲望(需要)が年々劣化しているのではないか、13年間も続いている事態は継続していくのか、
クルマのCMでも流れているが「若者たちのクルマ離れ」ってこの「13年間の事態」と通底している気がしないでもない。
「クルマで風を切って飛ばしたい」、「女も…」、そんな欲望の腐臭に関心のない若者たちが僕のまわりに年々増えている。
それを思えば、電力の需要は劣化どころではなく、「節電要請」されるほど欲望は常に最大化へと向かう。
電力屋さんはいい商売ですねぇ。他の商売は大概、需要の喚起に頭を使うがそこをスルーして競争相手もなく商売するわけで、
美味しいところどりしたわけだ。
http://www.taro.org/2011/07/post-1041.php