岩波書店:定期採用の応募条件「コネのある人」

僕らが学生の頃、岩波書店は「高嶺の花」で岩波書店の正社員は「雲上人」でした。
その当時、国立の一流大学卒、コネのある人が採用の暗黙了解としてあったでしょう。
何せ僕の記憶では岩波の初任給が一部上場大企業より高く一番だったと思う。
でも、それは70年代までのお話。
書店現場の岩波担当の同僚はシルクの手袋をハメて作業していました。
某取次の倉庫で働いていた派遣社員は岩波担当で「誇りを持って作業」、毎日残業もつかないのに始業時間前、終業時間も帰らないで岩波の棚からなかなか離れようとしない。そんな「岩波・命」って言う周辺の人びとが沢山いましたねぇ。
それで、原則買い切りで岩波新書を全点揃えているお客様は珍しくなかった。
岩波の御威光は今いずこ、そして朝日新聞も……、
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012020301001408.html