論壇女子(2)

論壇女子・前回の続き、
この世の中の面白さの一つのサプライズに「役に立たないもの」とエントリー、排除されていたものが、
状況、時代によって「役に立つもの」に変換される事例は沢山あるけれど、
そうではなくて神話、物語にまで強化されている「役に立たないもの」が想定外で「役に立ってしまった」こともある。
逆に「役に立っていた」と思われたものが「役に立たない」ものに滑り落ちることもある。
原発問題もその一つでしょう。
そんなパラドックスを言い募るとお前は「ギャンブラーか」と攻撃されそうですが、
ギャンブルの面白さは「想定外」に間違いない。
もっと歴史的事実を勉強しなさいと説教されそうですね。
医療現場でも「科学的エビデンス」とすぐ説明されます。
それで「延命」出来れば傾聴に価するのですが、そうは問屋が卸さないw。
でも、再燃、再発の癌治療には「ギャンブル性」が高いとつくづく思いますよ。
僕はもうギャンブラーの心性で受診している傾向がありますよ。

話がそれたので元に戻して、会社の中にもそんな「想定外の人材」が少数でもいないと発展は望めないでしょう。
最初からそんなハイリスクから降りて「安定志向」一本やりの就活生がほとんどなら、
面接官はどうやって選択するのだろう?それが不思議。
社会学者の大澤眞幸が政治選択の問題で「くじ引き」をよく提唱していたが、
筆記試験は最低限の「情報知識」として足切りしても後は「くじ引き」を採用しても問題ないんでないかと思ってしまう。
そうでなければ、サンデルで火が付いた「白熱教室」みたいなノリで、
例えば、就職の面接官が丸山真男の「古層」について就活の面々に問いを発するとか、
それに連携して赤木智弘の『若者を見殺しにする国』とか、一括採用、高齢者採用問題とか、
そんな人文系の「問い」は面接官にも明確な「答え」(あったらウソ)がないだろうから、
侃々諤々と熱くなって、
就活する男子、女子達の本音、力量が可視化されるのではないか、
そんな意味でも、「論壇女子」は就活のツールとして、
とてもいいオプションだと思う。
◆参照池田信夫 blog : 戦争機械とリゾーム
★政治女子、男子たち
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