いじめ

言葉は違っても「いじめ問題」は僕の半世紀前の中学校時代にもあった。
「けんか」とか呼ぼうとも内実は「いじめ」であるのをスルーする「組織防衛」に終始する「腐った弱さ」の教師がどんどん増えているのかも。
少なくとも僕の中学校時代には辞表を懐にしたため一匹狼として闘う先生がいた。
人望があったなぁ。
他の教師に暴力を振るうどんなワルでも彼に対してはリスペクトしていた。
今の教師に対して聖職者としての過度の要望はしないけれど、モロに既得権益を死守するみっともなさだけはやめて欲しい。
僕の観測では特に中学校では「いじめのない」学校なんてありえないと思う。
この社会に「見えないいじめ」がいたるところに偏在する構造があるかぎり。
腹立たしいのはいじめ側に「いじめ」の意識がなく「遊び」だったと言う他者に対する鈍感さが子供たちだけではなく大人たちにも蔓延しているのではないかという疑念。
しかし、色々と子供たちの声を聴くと緊急に道徳教育が必要なのは大人たちであって、子供たちの方が信用出来る。
かって吉本隆明が庶民が壇上で発言し、
エリートたちが会場で彼らの言葉を拝聴する。ようなことを言っていたが、
この際、子供たちに教師たちを訓導すべく
壇上にあがってもらいましょうか。

追記:http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20070404/p1
内藤朝雄さんは映画『幕末太陽伝』でフランキー堺が演じた太鼓持ちの佐平次をいじめ対策のロール・モデルに押していますが、この原典は落語の「居残り佐平次」なので聴きたくなった。

http://www.youtube.com/watch?v=5eslKmS8sX0&feature=fvwrel