オペラ座の怪人

The Phantom of the Opera (2004 Movie Soundtrack) (Special Extended Edition Package) [COLLECTOR'S EDITION]『オペラ座の怪人』パーフェクトガイド (日経BPムック)The Phantom of the Opera (Original 1986 London Cast)
◆梅田で『オペラ座の怪人』をシルバー料金で観ました。大画面の迫力と音響装置を堪能するのはやっぱミュージカルですね。ファントムに扮するのはジェラルド・バトラーは若き日のマーロン・ブランドに似ているなぁ…と思いましたが、ラウルとファントムの二人の男に愛されるプリマドンナ=クリスティーヌ・ダーエを演じたエミー・ロッサムは当時まだ16歳だったんですって。
この映画の公式ブログで、「恋をするならファントム派?ラウル派?」なんてテーマでコメント、トラバを募っていますが、オヤジが迷ってもしょうがないが、女心を忖度すれば、女の人の本音はどちらもという答えではないでしょうか。一人とは思い出の引き出しに、一人とは共に暮し、ラウルとファントムはクリスティーヌの心脳ではブレンドされて、そんな、こっちか、あっちかでなく、どっちも好きよというのが本音でないでしょうか。男でも女でも同時に複数の異性を愛せるって別に不思議でもないはずですが、そんなことは当事者間では許されざることなのかな。まあ、見えない形で巧妙にストーリーを仕組んで、どちらかの男性に退場をしてもらう。退場することによって、ファントムはクリスティーヌの思い出の中どころか、ラウルの心の中にも住み着く。そして、例えばラウル子爵と結婚したクリスティーヌがウルフの名作『ダロウェイ夫人』のような社交界の花形夫人として登場する物語を自然と思い浮かべることが出来ました。ラウル子爵夫人となったクリスティーヌ物語を観てみたかった。そして、日々の暮し、社交界での華やかさの中で、第一次世界大戦の迫り来る足音、やがてファントムが蘇り、影を落とし始める、そんな物語ですかね…。舞台を観ていないので、何とも言えませんが、映画と舞台の比較コメントではどんな風に評価されているのでしょうか。
◆追記:ところで、シネマ日記のぴぴさんが、書いているベテラン・プリマドンナ黒柳徹子さんに似ていませんでした?

ヒロインのライバル役のベテラン・プリマドンナが「もう盛りが過ぎている。そんな歌じゃだめだ」と劇中で悪口言われたけど、彼女の歌が一番うまかったんだから、観客の耳を誤魔化すのは無理だってば!

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