2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

保坂和志講演会リクエスト案/

小説の自由 保坂和志さんが掲示板[3156]で、雑誌新潮連載の『小説をめぐって』の第一期が6月末に『小説の自由』というタイトルで発売されるので、作家自身販促の関西行脚を行いたいとエントリーがありましたね。「西へ〜」は大歓迎です。具体的なことは保板…

魔男の心得講座/西の魔女が死んだ

梨木香歩の『西の魔女が死んだ』を読みました。悪くない本ですが、あんまりすっきりと感動を貰いました言いたくないなあと言ってみたくなるほど、直球勝負の健康な児童書です。bk1の書評を見ると、一杯ありますね。素直に高い★印をつけています。とても幸…

紙くずの敬意 かわうその祭り

久し振りに汗をかきました。自治会のクリーニング(清掃作戦)でゴミと格闘しました。過日、「風の旅人」の佐伯剛さんがゴミ屋敷に一人暮らす老人の“愛しいゴミ”という視点でカキコしていますが、その想いは痛切に感じます。“紙くずは文化なり”というモチー…

バタイユ

うたかたの日々のソネアキラさんがバタイユ論をアップしましたね、*1二十世紀文学を十九世紀文学に対するアンチテーゼ、破壊即創造、非文学即文学というマッピングでバタイユをソネさんは位置づけている。そのとおりだと思う。それが作品として結実したのは…

倉橋由美子暗い旅

倉橋由美子の『聖少女』(新潮社 初版)、『スミヤキストQの冒険』(講談社 初版)を棚から出して処分しようと思ったらタイミングよく松岡正剛の千夜千冊続編で倉橋由美子をエントリーしている。松岡節に触れたら倉橋由美子を再読したくなりました。それで…

薔薇の蕾

市民ケーン [DVD] このブログに“働くこと”についてのディレクトリーがないですね。別に労働ということで有償行為と限定しなくて、有償、無償を問わず“働く”ということにもっと意識的であっていいなぁと自省しています。それで、今日から[働くこと]を追加しま…

一万歩の日常

三日目に入った一万歩のウォーキングですが、昨日は梅田にも出て結局、合計二万歩は歩いている。今朝も公園で二十周、約一万歩歩きました。体脂肪計で計量すると、体年齢が60歳になっていた。一日目が62、二日目が61、今日が60なのです。毎日、一歳…

保坂和志の文学論

保坂和志の新潮連載の『小説をめぐって』の第一期が単行本になるみたいです。よかったです。何か三十年間の長期連載を計画しているらしいので、読み手として生き続けて最後まで読む自信がないのですが、二期、三期とどんどん単行本化されればいいですね。と…

お疲れ様

本の必冊仕分人らしい退屈男さんの「何だろう?怪しげな力作リンク集」です。根気のいる地味な作業です。僕が感謝しても仕方がないのですが、頭がさがりますね、クリックして退屈男さんを慰労して下さい。★ナンダロウさんの「この店で買った本」を読もう。 :…

90年代以降は風俗として無視する時代精神を持っている知人の送られた小説原稿

東京の友人から電話があり、推敲した小説を読んでくれと言う。四百字詰原稿百枚の書き下ろしを去年ワープロ印刷されたのを読んだのですが、僕の反応が芳しくなかったためか、それとも、彼自身、気になることがあって半年かけて推敲したものと思う。 数十年前…

恐るべき体脂肪

体脂肪率を計ったら31、7%でした。高すぎます。体重が72、4kg。10kg多い。減量をマジに実践しなくてはいけまへん。『香取慎吾』のように体脂肪率20%以下にならなくとも体年齢が実年齢より以下に少なくともならなくては、測定したら、体年齢…

まわるまわる旅人

多和田葉子の『容疑者の夜行列車』は今、あなたを乗せてどこを走っているのだろうか?人の血管の長さは地球を二周半めぐるなら、生きている限り、それは又、めぐる。めぐっても同じ血、同じ細胞ではないだろう。夢の中であなたは両性具有者でもあり、あらゆ…

見渡せば本の洪水 (未読百冊?)

ちくまプリマー新書は新書の棚、平台でも目立ちますね、装丁はクラフト・エヴィング商会なのですが、さわやかな肌触りが伝わるとてもお洒落な表紙です。やっぱしクラフト・エヴィングだなとナットクです。この軽やかさが大好きです。創刊では[69]内田樹の…

巻き助さんの写真館

巻き助さんのブログの写真が大好きで、時々覗いて癒されるのですが、これは明障子にステンドグラスをはめたものかな、とても色の配合がよくて、とてもいい、これって、巻き助さんちの新居の明障子なのかな、最初見たとき、小物のインテリアか、それとも小卓…

女野良人のカンタービレ

bk1に書評をアップしました。のだめカンタービレ12巻です。書評というより脱力して書いたオヤジの落書きで、のだめにオマージュを捧げています。

見ること、薔薇に染まる物質と記憶(未読百冊?)

ぽまさんに薦められて前田英樹『絵画の十世紀』(NHKブックス)を読み始めたのですが、とても面白い、昨日、読了した茂木健一郎の『脳と創造性』にもつながりますね、オリオンさんのレビューによれば、小林秀雄の『近代絵画』の続編と理解している。帯に…

メモしながら再読したい脳と創造性

茂木健一郎の『脳と創造性』を読みました。確かに本書は啓蒙書の枠を超えています。今まで読んだ茂木さんの本は「脳のお勉強」をさせてもらおうと、生徒の気分で本を紐解いたのですが、本書では茂木さんの生き様が見えます。茂木健一郎というかけがえのない…

防災体験学習

中村びわさんが「楽しいおつとめ」なんていうスレなので、何だろうとクリックすると、社会見学の体験学習でした。実を言えば来月、自治会で同じようなことを計画しているのです。『京都市防災センター』で体験学習をする予定なんです。安全・安心の危機管理…

ぽまさん京都情報

コメント欄ではタグが使えないので、本文に転載しました。 ぽま 『サイトのデザイン明るくなりましたね、こっちの方が前より好きです。 カンテ懐かしいー。学生時代に友達がここのケーキが好きで、丸ビルや三番街のお店には良く行きました。こんな素敵な店舗…

インドチャイで一服

JR大阪駅から北に向かって中津の富島神社横の道路を挟んだ真向かいに見事に手の込んだガーディニングした庭が隠れ里のように表に覗いています。地下に向かった石畳の奈落の底の急勾配の突き当りが正面玄関なのですが、濃い緑の葉っぱに半ば隠れて店内が定…

たかがネット、されどネット

総務省内に「情報フロンティア研究会」が発足して「ブログ開設」の調査結果を発表したのですが、今日の毎日新聞夕刊によると、三月末で「ブログ延335万人が開設」とある。予測では二年後では約725万人、月に一度、ブログを閲覧している人は1651万人、二年後…

ゴミニュケーション楽しいペットボトル&空き容器クラフト

今年、当番が回ってきた自治会の僕の大事な担当の仕事は「クリーニング作戦」です。今月末、街の人々200人ぐらい動員して大道り、路地裏を清掃です。前日に引き続き武田徹日記を親記事に僕なりに書いてみます。武田さんの5/16のスレは「分別」です。…

スマートモブス(smartmobs)〈私〉の愛国心

武田徹が5月15日(日)にアップした「小鳥」は僕自身がぼんやりと思いやっていた諸々と重なる。綿井健陽『リトルバード』を見てはいないのですが、戦争報道でがちんこ勝負して「DAYS japan」を発刊し続けている広河隆一の出版戦略を思うにつけ、戦争…

京都へおこしやす

ぽまさんからメールが来たのですが、京阪沿線、京都の本屋情報を紹介してくださったので、公開しても構わない部分を僕の方で勝手に編集し直してアップします。ネタ元はぽまさんです。 樟葉のビレッジ・ヴァンガード行って来ました(注:ショピングモール街が…

写真と絵画はどう違うの?

佐伯剛さんが『写真と絵画』というエントリーをアップしている。過日、高校の時は写真をやっていて、美大では油彩科に在籍している学生から間接的に聞いた話ですが、、「絵をやっている人間は考えないやつが多い、風の旅人のような雑誌に関心をしめさない」…

SRI

昨日、京都からの帰りにホームの売店で夕刊フジの一面に日本スピンドル製造株式会社の株が急騰との記事。新聞を買わなかったので記事の詳細はわからないが、福知山線脱線事故の際、社長が工場の操業を急遽停止して、社員総出で救出活動にあったったあの会社…

風の旅人イベント情報

関西でなく東京東中野なんですが、6/5にやる計画とのことです。 『風の旅人』編集だより :「風の旅人」イベント いつか、関西でもやりたいですね。 http://blog.ameba.jp/randy/archives/000876.html

いつか読もうと思いながらまだ読んでいない100冊【?】

[38]浦和べてるの家『べてるの家の非援助論』、[39]ミッシェル・フーコー『性の歴史?』、[40]ミッシェル・フーコー『性の歴史?』、[41]『性の歴史?』[42]フイリップ・ロス『ダイニング・アニマル』[43]高木厳『大仏破壊』[44]lこうの史代『夕凪の街 桜の国』…

モードを又変更

ブログモードに変更したら、コメント欄が表示されないのですね。結構、コメント欄の方が面白い場合が多いので、一面で目に飛び込むようにやっぱりしたいです。それで、元に戻します。同じ様な悩みを<陸這記>さんも持っていたみたいですね。コメントの表示…

前回に続く未読100冊【?】

保坂和志さんを始めそれ以降の作家達が、大西巨人の『神聖喜劇』を絶賛していますね、ノーベル賞に値すると。でも、実際のところ読んでいない、読むチャンスはいくらでもありました。現役の書店員の頃、カッパブックスから発売され、神吉さんのカッパ兵法(…