2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

死の断片/生きた花

映画を見る眼作者: 小栗康平出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2005/06/25メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る 『風の旅人 19号』で、小栗康平のエッセイ「五感と映像のあいだ」を読む。 群馬県の小学校で小栗さんが行った公…

国家とはなにか

『国家とはなにか』作者: 萱野稔人出版社/メーカー: 以文社発売日: 2005/06/17メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 142回この商品を含むブログ (118件) を見る こちらでもちょいと触れましたが、『フリターズフリー』の生田武志の論考、『フリーター≒ニー…

祈りの秘儀

発売されましたばかりの双風舎刊の仲正昌樹著『思想の死相』の「あとがき」が公開されていますね。*1 [……]“私たち”の内に、自分の「有限性」を認めたくない、エデンの園のような幸福な原初状態に戻りたいという願望がある限り、“生き生き”志向はけっして消…

誰が最後の木を切り倒す人になるのか?

『風の旅人』は大阪の図書館で全巻揃えているところがないんです。こちらの図書館が一番揃えているのですが、それでもバックナンバーが18号までで、19号以降がない、うんで、こちらの図書館に寄贈と僕なりに(半分は保管のノリ)、奇特な心がけで、一冊…

安倍内閣「死に体」、★小田実さん、ご逝去…、]

一年前の小田さんが登場しています。声もしっかりしている。 http://video.google.com/videoplay?docid=-7947507816603782608 久しぶりに僕の投票が死票にはならなかった。比例は別の党に投票したのにこちらも生きた票になった。やはり気分がいいですそんな…

風の旅人27号発売

[rakuten:book:12100365:detail] クリックしてなかみを少し覗いてみました。 今、気がついたのですが、bk1の画像を今までのように、データアップできないのかなぁ…。

Izumi Kato

n-291さん経由ですが、加藤泉のyoutubeがアップされているんですね、 先日、ジュンク堂大阪本店に寄ったおり、美術書担当者に「加藤泉」の本がないかと訊いたのです。他のアーティストとの合本で洋書でありましたが、和書で単著はありませんでした。 …

なしくずしの死

[rakuten:book:12088839:image] 武田徹オンライン日記、『若者殺しの時代再び』からの孫引用ですが、《我々が名もなき消耗品として静かに平和的に抹殺されつつあるのではないかという漠然とした疑念から、ぼくは(あるいは多くの人は)なかなか逃げ切ることが…

藤原節健在!

ファンでもあった内田さんのあまりの哀しいエントリーを読み、武田さんの『若者殺し再び』を読み、気分は「サビシー」だったのですが、シンヤさんの藤原節で、元気が出ましたよ。*1 ★「奴隷制度のような若者の労働環境に関与する1票」というエントリーから…

裏表の労働観

フリーターズフリー(vol.01) [ フリーターズフリー ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 社会 > 労働ショップ: 楽天ブックス価格: 1,620円 内田樹の『格差社会って何だろう』を読んで頭を抱えてしまった。このような物言いは益々、…

普遍性のオルタナティブ

◆東浩紀がブログで、お嬢さんの写真をアップして、 哲学的リバタリアン宣言したのが、何となくわかりました。 夏目房之介ブログで触れられていた講談社PR誌「本」8月号に掲載されていた大澤真幸vs東浩紀対談『ナショナリズムとゲーム的リアリズム』を読み…

占いより当たるかも

毎日ボートマッチ(えらぼーと)は当たるものですね。 ぼくは先日の月曜日に期日前投票をしてきたのですが、簡単ですね。図書館と同じ敷地にあるから、交通のアクセスも良い、それで、理由のところに当日、外出予定にチェックをいれて、それで、ok!。投票…

「報道の魂」#21「著作権"70年"論争 〜文化は誰のものか〜」(4/4) 

先日『僕って、何が欲しいの?』エントリーで、池田信夫ブログ『三田誠広氏との噛みあわない問答』を取り上げましたが、こんな動画がアップされていましたね、三田さんも登場していますよ。

僕って、何が欲しいの?

僕って何 (角川文庫)作者: 三田誠広出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1988/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (30件) を見る 三田誠広はこんなトンデモ発言をする人だったんだ、びっくりしました。 優しくて誠実、語り口もそん…

牛にひかれて善光寺参り

インランド・エンパイアを観ました。3時間強なので、トイレの心配をしていました。そんで、スタッフの女の子に休憩時間の確認をしましたが、ないのです。どうしよう?って言ったら、梅田ガーデンシネマの人に笑われました。 最長2時間が限度の頻尿なのです…

蒟蒻問答

ナショナリズムの由来作者: 大澤真幸出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 54回この商品を含むブログ (79件) を見る (1)大澤真幸の「ナショナリズム」と茂木健一郎の「クオリア」とかけて、何と解く、 (2)マ…

リンチとシモン♪

ごんだまさんから、 デヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」が始まりましたね。リンチは葉っぱさんと同世代でしょうか。リンチは46年生まれでしたか確か。 エンドロールにかかる、ニーナ・シモンの「sinner man」がすっごくいいんです。*1 という…

ヘンリー・ダーガーの映画

今まで気がつかなかったのですが、ヘンリー・ダーガーの映画が上映されるのですね、 予告編のyoutubeがありますよ。http://diary.yuco.net/20070626.html

生き延びるための羅漢

(1)世界は意味に満ちあふれている。生きるって楽しい! (2)世界は無意味だ。でも、生きていれば、そこそこに楽しい。 (3)そこそこに楽しいけれど、世界は無意味だ。 (4)例え、世界が無意味であるにしても、それぞれが、それぞれの穴で、世界の意味を発見出来…

ささやかに、学問バトンを…追記

id:seijotcpさん作成の前日学問バトンを一球も投げないでid:massunnkさんに中継ぎしましたが、やはり後ろめたいものがあり、せめて、たった一球でも回答を捻りだそうと、知恵を振り絞って、 ●あなたが影響を受けた本とその理由を、何冊か挙げてみてください…

原発「パンツ」をはいたサル

町内会の社会見学の一貫として、『福井県大飯原子力発電所』に出かけるのですが、その前に基礎知識の学習をしなくてはと思ってはいたのですが、今回の柏崎原発安全対策問題でn-291さんが、膨大な資料をアップしてくれていますね。あ〜あ、プレッシャー(汗)…

学問バトン?

id:yamazakuraさんから、「学問バトン」なるものが回ってきた。頭が痛いですね、どうやら、id:yamazakuraさんが、「メディア論バトン」をid:seijotcpさんに渡したものが、「学問バンド」になったらしい。そんで、いまさら、学問って言われると手持ちに何の持…

連帯の現在形から自由と平和を考える

武田徹、粥川準二、赤木智弘が配信するジャーナリズムPodcastの七回目がアップされました。 今回は武田さんが毎日新聞紙上での連載『雑誌を読む』(2007.6.28 夕刊)で取り上げた3つの論文、林香里「『公共性』から『連帯』へ」(世界)、町田徹「それでも…

どうして、増税をマニフェストにしないの?

先ほど、テレビで森永卓郎が国民の9割が年収100万円以下になる年収100万円時代を予言していたが、まあ、9割もということは大多数派のわけで、堂々と貧乏の共有、共生が出来て、残りの1割のお金持ちは居心地が悪いだろうなぁと、「貧しいながらも楽しい我が…

あれから、10年、新世紀の旅人は…

竹熊さんのサイトから知ったのですが、ニコニコ動画(動画がなく音声だけですけれど、)は、面白かった。10年ぐらい前のデータだけど、ここで、抽出されている問題はいまだに尾を引いており、あらゆる人々が益々混迷を深めているんだというどうしようもな…

ハードディスク・ノンフィクション?

タケダジャーナルのあえて言ってしまう「事実主義から可謬主義へ」は、面白い、前回の『ウィニーこそ史上最強の「ジャーナリスト」?』で、武田さんは、「ブログのネットワークを縦横に活用する機動力を備えた新しいアームチェア・ノンフィクション、いわば…

あそことここの、ランチセットは食べ飽きました。

[rakuten:keitai:725480:image][rakuten:takashimaya:10030097:image][rakuten:keitai:725492:image] リベラリスト内藤朝雄さんのインタビュー記事がアップされていますね。 内藤さんの言うように右派、左派問わず、特殊日本的な「右と左」の冷戦型思考の「…

どうして、こんなになるのか、(不正な競争)

■学校の評価、先生の評価、予算配分に子供たちの学力がダシにされるなんて、当然、かような事態は想定されるではないですか、教育の素人でも、一般常識でもわかる。 どうして教育の専門家の方はこんな稚拙な教育政策をしてしまうのか、まさに、実態はどうあ…

自由と生存の分裂

◆タマタマかも知らないが、珠らん代!(http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/tamayo_marukawa2/story/20070717hochi015/) ■最近はトンデモな使い方がもっぱらなので、「自己責任」なんて、言わないけれど、若い頃から、口癖のようによく言ってい…

聖と俗の分裂から立ち上がる音

n-291さん経由ですが、武満徹のyoutube「映画音楽」は面白い! 出かける積もりだったのですが、視聴を始めたらやめられなくなってしまった。 ■ Toru Takemitsu Film Music part 1 http://www.youtube.com/watch?v=OXtFh8kYG-o part 2 http://www.yout…