2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

考え続ける悦楽

保坂和志さんのエッセーが更新されました。『考えつづけるという意志』を読むと僕はまだまだ、「考え続ける悦楽」が残っているんだと勇気をもらえました。この保坂さんのweb草思のエッセーはユーラシア旅行社の『風の旅人』の連載エッセーと合わせて編集…

読書パトロール隊?

ちょいと、古いネタになりますが、でもまだ継続中で黒猫房主さんが関西地区で『人文書棚の勉強会』を構想中だとのこと、これに多少関連することなんですが、梅田望夫の『ウェブ進化論』を読んでいると、アマゾンコムの「ロングテール」戦略をリアルの人文棚…

堀江敏幸から「めぐらし」?

◎水の中へhttp://www.netdisaster.com/go.php?mode=flood&lang=en&url=http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji 堀江さんが『めぐらし屋』といタイトルで、毎日新聞日曜版で連載小説に初挑戦です。物語の筋道は、何にも決まっていないのですが、題名だけは『め…

ラ・タ・タ・タムで70年代へ

梅田望夫の『ウェブ進化論』を読んで、そう言えばアドセンスって僕のブログにもあるんだと、とんまにも、初めてアドセンスをワンクリックしたら、『ブックポート』でした。そうか、絵本屋さんだと、懐かしくなり、知人が70年代、横浜に児童書専門店『ラ・…

ウェブの進化は早すぎますね、

四谷書房さんの個人のネットワークとエンパワーメント : Web読書手帖記事を読んでいたら、ウェブ街道は僕の歩みでは益々、置いて行かれるスピードですね。沈没の危ういネット生活が今日も続いています。ということで昨日に続いて流れ橋の画像をアップしまし…

木津川・流れ橋

ウラゲツさんのここをクリックしたら、面白くて、癒されて、遊んでしまった。東京湾が水没したり、怪物があらわれたり、花が咲いたり、目眩がしましたが、ほくそ笑んでしまいました。今日は昼間、あまりにも天気が良くて櫻はまだ早いけれど、木津川沿いのサ…

目に見えない国語の力

前々日のエントリーのコメントで黒猫さんが田舎の学校のことを話していましたが、恐らく僕の生家と瀬戸内海を挟んだ正岡子規の愛媛だと思いますが、保守政治家の話で、そんな想像からか香川県出身の大平正芳のことを思い出し、確かその地盤を譲った発明学会…

あちら側からのビジネス

ウラゲツさんの『アマゾンの版元直取引が本格化』の記事がアップされている。「AMP」(アマゾン・マーケット・プレイス)の実体はわからないのですが、そのAMPからの流れで版元取り込みのワン・ステップが一段と加速したということでしょうか、取り次…

あえて世代で頭を整理しました。      

今、宿題を与えられて『「国語」観の変遷』を読んでいます。面白いのですが、なかなか前へ進まない。脱線ばかりしています。本書の262頁に紹介された高田瑞穂の『新釈現代文』(1959年刊)に関して興味をそそる記述があります。『追跡』、『内面的運…

進化するアマゾン&グーグルそして、はてな?

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (2353件) を見る 毎日新聞で急成長ネット書店の記事『活字離れ、出版不…

さて、日本の赤ヘル軍団は…

驚いたね、野球を知らない老母が興奮していた。テレビの前にかじりついて「よかった、よかった」と連呼している。「わかるのか?」って訊いたら先日の韓国戦から急にルールが理解出来るようになったんだって、まあね、野球がどういうものかだいたいのかたち…

個展の春になりました

銀座のSHIROTA Gallery シロタ画廊で「榎本香菜子の個展」が開催中ですね、3/20〜25日迄です。

クオリア小爆発(未遂)

クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫)作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/03/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 40回この商品を含むブログ (59件) を見る 茂木健一郎さんの『クオリア日記/地下からどどどどどと吹き出…

you can keep it(贈与)

kingさんの『内田樹の言説の批判的検討』につながる論考は説得力がありましたね(汗)。 ?News Handler[WEBLOG SYSTEM]「働かない者は人間ではない?」 ?News Handler[WEBLOG SYSTEM]「いま、大人たちが危ない!」 ?News Handler[WEBLOG SYSTEM]「内田樹の言…

始まりの始まり

◆『本屋のほんね』さんが、新刊と古書の併売モデルとして平安堂長野店のことを紹介しています。ネットのアマゾンもさることながら、新刊書店の店頭でも珍しくない風景として段々と定着するのでしょうか?『文化通信』によると他書店と共同で併売するというの…

いのちの風

ある高校の入試の作文のお題が「いのち」だと知る。生徒たちはどんなことを書いているのだろうかと気になりますね。 兵庫県姫路で少年達による<野宿者焼死事件>がありました。生田武志さんの『<野宿者襲撃>論』を読んだばかりなのですが、何ら状況は変わ…

14歳の海岸通り

やっと、西岸良平の『三丁目の夕日』(小学館ビッグコミック連載中)の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を見ました。CG処理がここまできたのかと、そのことに一番驚きましたね、ストーリーのいいとこ取りの昭和33年の解釈が実際の昭和33年とズレ(僕…

ギヴ・ミー・デモクラシー

どうやら、片岡義男は幼少時代、僕がいまだに気になっている風景を見たらしい。いや、聴いたらしい、「ギヴ・ミー・チョコレート」は僕の記憶にもある。 太平洋戦争に大敗戦したあとに日本にとって、占領アメリカ兵たちとともに日本へ入って来たハーシーの板…

簡単で別な姿の世界

一昨日、梅田での「稲葉振一郎×立岩真也トークセッション」を終えて地元の自治会の会合に出たのですが、「ゴミ減量推進委員」にプラスして「白バラ委員」も引き受けざるを得なくなった。でも、「白バラって何でしょう?」、長野県議会でもめていますね毎日新…

献呈本

「国語力」観の変遷―戦後国語教育を通して作者: 桝井英人出版社/メーカー: 溪水社発売日: 2006/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 著者献呈本なのですが、じっくり読ませてもらいます。 ありがとうございます。★目次のhttp://www.keisui.…

希望の国家論というトークセッション

紀伊国屋書店梅田本店企画の阪急ターミナルビル17階で立岩真也×稲葉振一郎のトークイベントがありました。PM1:30〜5:00までたっぷりお二人のやりとりを聞きました。会場の都合で打ち切りになりましたが、、お二人のあの調子ではエンドレスに続い…

ヤスケンさん、何か言ってよ?

ヤスケンの海 (幻冬舎文庫)作者: 村松友視出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2005/04メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (13件) を見る 毎日新聞3・10の『村上春樹さん生原稿流出』、[「氷の宮殿」翻訳古書店で100万円]、ー元編集者が…

スマイリー小原

ウラゲツさんのブログで『雪男のカニ』、『スマイリー』なんていう東京スポーツみたいなタイトルが踊っていたので、こんなノリが大好きな僕はワン・クリックしたら、とてもパンクな髪逆立ち(と見えました)の画像がアップされて、成程、『スマイリー小原』…

ITメディアニュース

ITメディアニュースって始めてロムしたのですが、興味ある記事が多いですね、こんなのがありました。 ★出版業界はGoogleよりAmazonを警戒 ★元ライブドア取締役の榎本さん宇宙旅行が正式決定、9月に国際ステーションへ そもそも、このサイトに飛んでいった…

働く遊ぶは一葉の裏表

3月5日付けの朝日新聞で宮崎哲弥さんが『「ニート」って言うな!』のレビューを書いていましたね。この本は「ジョブカフェ」に隣接している図書館に寄贈したので、今手元にありませんが、kingさんがブログ『「壁の中」から』で連日ニートについて論考?…

受賞おめでとう!

僕のプロフィール画像など、このブログで時々紹介しています榎本香菜子さんが昨日、損保ジャパンの受賞報告をもらったということです。受賞作品は『最後の個体』です。秀作賞ですが、とても神話的な香りのする作品で、僕は好きですね。記念に画像をアップ! …

どぶ川のモナリザ

DVDの『どぶ川学級』が図書館にあったので、借りてみました。あまりにもわかりやすく一点の曇りもなさにある種の感動さを覚えました。「どぶ川学級」の物語は「理想の時代」としてのイデオロギーが信じられ、それに対応する貧しさと風景があった。僕にと…

仲正昌樹と松本清張

松本清張の現実(リアル)と虚構(フィクション)―あなたは清張の意図にどこまで気づいているか (B選書)作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: ビジネス社発売日: 2006/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見るメルさんの本棚で面白い本の…

大文字の他者

イデオロギーの崇高な対象作者: スラヴォイジジェク,Slavoj Zizek,鈴木晶出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2001/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 49回この商品を含むブログ (66件) を見る スラヴォィ・ジジェクが良く取り上げる小話があります。…

ポイント還元・再販制

財布は様々なカードで知らぬ間に膨れ上がってレジ前で焦る時がよくあります。そういう場合、店員に奨められるままに二枚目のカードを作成してもらい、それを使っているうちに一枚目も見つかり、そのままほっといて何とはなしに一枚目のカードを利用してポイ…