あちら側からのビジネス

 ウラゲツさんの『アマゾンの版元直取引が本格化』の記事がアップされている。「AMP」(アマゾン・マーケット・プレイス)の実体はわからないのですが、そのAMPからの流れで版元取り込みのワン・ステップが一段と加速したということでしょうか、取り次ぎのコメントを聞きたいものです。
 最近、僕はメールのスパムの多さにうんざりしているのですが、グーグルで実験段階ですが、Gメールって興味がありますね、そりゃあ、ロボットで「なか見検索」をやられてしまうが、一体、守るべきプライベートって何だろう、もっと柔軟に考えていいのではないか、梅田望夫の『ウェブ進化論』で著者はしきりに「こちら側」、「あちら側」という言葉をつかっているが、此岸は「IT産業」、彼岸は「Web」と言ってもいいのか、
 恐らくアマゾンの「e託販売サービス」は「あちら側」からの発想で、「e託販売」そのものはまさしくサービスで、ビジネスの本道は「あちら側」なのでしょうかね。本そのものの利幅は少ない、それよりか、本を切り口に膨大な「知」の集積データを取り込む「あちら側」の戦略なのでしょうね。
 グーグルにしろ、アマゾンにしろ、「ものそのもの」で稼ぐことは考えていないのでしょうね。でも、一方ではこれから「ものが不足する」、「ものの時代」という人もいます。まあ、両方とも必要ですが、日本の戦略は「こちら側」の「ものつくり」ということでしょうか。
 もし、Gメールが一般に利用できるようになったら、つかってみようかと思います。そして、恋文のような(もう縁がないですが、笑い)ものは手書きの手紙です。mixiのメッセージ機能も実務で使えますね、様々な組合わせで対応しますか。どちらにしろ、僕はもう「あちら側」の住人になるには、もう時間がありません。何とか「こちら側」で残りの生をやり過ごすしかありませんなぁ…。