進化するアマゾン&グーグルそして、はてな?

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

 毎日新聞で急成長ネット書店の記事『活字離れ、出版不況の救世主?』『どうなる?リアル書店との共存』がアップされていましたが、改めてアマゾンの成長のスピードに驚きますね、紀伊国屋の松原会長は「今は国内56店舗ですが、70店舗が理想。そうしないとアマゾンに対抗できません」と熱弁を振るったと言うが問題はアマゾンが様々な新機軸(なか見検索・切り売りなど)を打ち出すことで、出版業界全体の売り上げがアップすれば別段リアル書店が異を唱える必要はないでしょう。
 人口減少時代を迎えて国内だけの市場では心許ない、むしろアマゾンという開かれた装置に参入することで、東アジアなり、海外なりに販路を求める道筋が容易になるのだという決断が遅かれ早かれ迫られることになると思う。「世界規模の書籍規模データベースを作ろうとする戦略の一環に組みこまれる気がする。漠然とした不安がある。」との大手版元の談話を紹介していたが、この不安の具体的な内実を知りたいです。「知」は独占と相容れない、「共有」することでしか、「知」は新たな「知」を生み出さない、やはり「公共性」から発想しないと、「知」はいや、「財」であっても痩せてしまう。下で内田樹ブログに触発されて「働く」ことについてエントリーしましたが、吉本隆明さんが言ったことですが、僕の言葉で言えば「一生懸命、消費することも働くことでしょう」、「知」も簡単にアクセス出来て容易に消費出来るようにならなければならないのではないでしょうか、「財」も「知」も消費するためにあるのです。貯めることが大好きな人をリスペクトはします。でも、必要な人に消費させて下さい。立岩真也さんの「働ける人が働き、必要な人がとる」は、その必要な人がとる行為も消費することで「働く」ことになるのだと思う。
 そんなことを考えたりしたもんだから、ソネアキラさんがエントリーした『ウェブ進化論』を読みたくなりました。毎日、グーグル検索をしていますが、「オンラインで本にアクセスするサービス」はどんな風に進展するのだろうか、ネットの世界はノイズだらけにしたところで、玉は確かにあります。その玉を探り出すツールとして検索ツールは猛スピードで進化しているみたい、ただ、僕はまだ足下にも追いついていないので、グーグルどころか、はてなの使い方も五里霧中です。パソコン教室の市の広報がありますが、グーグルとかはてなとか、検索エンジンをはじめとしたウェブの奥の深い講習をして欲しいです。