堀江敏幸から「めぐらし」?

河岸忘日抄
◎水の中へhttp://www.netdisaster.com/go.php?mode=flood&lang=en&url=http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji
 堀江さんが『めぐらし屋』といタイトルで、毎日新聞日曜版で連載小説に初挑戦です。物語の筋道は、何にも決まっていないのですが、題名だけは『めぐらし屋』で、それを踏み台に想像力を駆け巡らすわけです。でも、『めぐらし屋』って、なあ〜に?

…その時、考えたのは、他人に知られない場所にいながら、かすかな世間とのつながりはある。そういう身の隠し方はないかというものでした」。誰でも日常の中でふと1日、半日でも姿を消したい、どこかに行ってしまいたいと感じるのはよくあることではないかという。
 そこで浮かんだのが、「困った時に隠れ家をあっせんしてくれる」周旋屋のような人物、「めぐらし屋」だ。この「めぐらす」には2通りの意味が込められていると話す。「一つはまさに周旋。これは物件だけでなく、人の輪をめぐらすことでもあります。もう一つ、そういう仕事に携わりながら自分自身を思いめぐらすこともあるでしょう」ーhttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/archive/news/2006/03/28/20060328dde014040075000c.htmlよりー

 京都の町家が目に浮かびますが、どのような場所が「めぐらし屋」に登場するのでしょうか?しかし、隠れ家って、『男の隠れ家』とか、そんな雑誌もありますよね、でも、風俗っぽい雑誌だなぁ…、もう僕には縁がない、温泉地となると、近場で『自炊湯治』ですなぁ…、まだ経験がないのですが、一人でなくて少人数で行ってみたいものです。都会の雑踏に紛れ込んだ「隠れ家願望」でもいい、ちょいとした、「アジール」体験、すぐに戻ってこれる数ミリの逸脱。もうそんなことより、歩いて行ける極楽湯で満足しますか。ここの蕎麦が安くて美味しいのです。
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