牛にひかれて善光寺参り
インランド・エンパイアを観ました。3時間強なので、トイレの心配をしていました。そんで、スタッフの女の子に休憩時間の確認をしましたが、ないのです。どうしよう?って言ったら、梅田ガーデンシネマの人に笑われました。
最長2時間が限度の頻尿なのですが、でも、あら不思議、三時間持ちました。こんな経験はthe prostate cancerになって以来初めてです。
今年の春、観た邦画『それでもボクはやってない』は素晴らしい映画でしたが、とうとう我慢できなくなって、トイレに駆け込みましたからね、今回は最後まで大丈夫だったのです。
リンチって、解釈出来ない、観るしかないですよね。意味より強度、体感して下さい。少なくとも僕の頻尿が停まりましたね。それに感謝です。
上の動画はリンチが牛を連れて映画の宣伝をしています。わからないなぁ…。
牛にひかれてリンチ参りか、「映画は説明を受け付けないものだ。主役は映画であり、言葉ではない」、まあ、そうですけれど…。
僕って、何が欲しいの?
- 作者: 三田誠広
- 出版社/メーカー: 角川書店
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優しくて誠実、語り口もそんな雰囲気ですが、このような発言が事実なら、批評以前にぶっ飛んでしまう。
三田「私は以前から、金銭的なインセンティブは本質的な問題ではないと言っている。作家にとって大事なのは、本として出版してもらえるというリスペクトだ。」
問「しかし出版してもらうことが重要なら、死後50年でパブリック・ドメインになったほうが出版のチャンスは増えるだろう。」
三田「しかしパブリックドメインになったら、版元がもうからない。」
ーhttp://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/8aeeb1fc65a7a1fd92efae3ade3f3224よりー
こちらの池田信夫ブログは石渡日記経由ですが、作者のリスペクトを第一にあげるなら、保坂和志さんたちがプロジェクトKを立ち上げて、小島信夫の『寓話』を発刊した行動力(実務能力も含めて)を参照にしたらいいと思うよ、
出版流通に関してどの程度知っているのか、知っている上で戦略的にナイーブに振る舞っているのか、単なる出版ビジネスの広告塔なら、著作権を70年に延ばすことは結果として出版ビジネスの劣化を招くことになる。まあ、遺族の不労所得を守る、利権拡大闘争だという主張を堂々とすれば、わかりますよ、何か、僕ちゃんをいい子の位置で、リスペクトしてくれ!でも、お金も欲しいっと、駄々をこねているように聞こえてしまう。
外野席にも声が届くような「大人の言葉」を喋って下さい。まあ、本人は大人として政治的に振る舞っているのかもしれませんが、どうも逆効果のような気がしますね。