フリーター、「左派」or戦争(毎日新聞記事)

kuriyamakouji2007-11-23

赤木智弘さんが、毎日新聞の夕刊(11月22日)の「文化 批評と表現」の紙面で、同年輩(1975年生)の中島岳志さんと『アジア対談』をしていますね。赤木さんの本『若者を見殺しにする国』にしろ、語り口にしろ、ネットのエントリー、コメントにしろ、誤配、誤読をしやすい危うさがあるので(それが長所でもあるのですが)、この毎日新聞の記事を出来るだけ引用しようと思いましたが、それより、新聞を取っていない人は図書館なりで全文読んでそれなりに判断して下さい。
そうそう、それにもかかわらず、この一点だけ引用しておきます。いまだにこの件に関し勘違いしている人が多いみたいですから。

赤木 「戦争がしたい」って要約すると単なる破壊願望だと思われるし、それを否定すれば「あれはレトリックであって、赤木の本心は別にある」と言われます。そうじゃなくて、本心は両方にあるんです。
 自分たちフリーターは働き続けても、昇給はなく安定は望めない。何とか社会階層を流動化させたい、変えたい。でも、従来の左派が代表してきたのは正規労働者であって、つまり我々は左派からも見放されている。だから、階層が流動化する機会としては、戦争だって希望になるのではないか。本当は、戦争は回避したいのだが、というのが骨子です。

 とにかく、非正規労働者が声をあげたことの意味を評価していわゆる「知識人・文化人」って言われる左派あれ、右派であれ、関係なくマットウに応答すべきでしょう。
 ♪ネットで全文アップされていました。http://mainichi.jp/enta/art/news/20071122dde014070009000c.html
 参照:2007-11-24 - シャ ノワール カフェ別館

大河内山荘の続き

大河内山荘は二度目ですが、春には又、来たい!苔とか石畳とか肌理の細かい手入れをしており、大河内山荘だけを目当てにこられる人が結構いるのも頷けます。大河内伝次郎が34歳になって一念発起し、享年64歳まで、私財を投げ打って大河内山荘を作庭したその鬼気迫るものは、丹下左膳の狂気の演技とどこか重なるものがあるのでしょうか。竹林を抜けてという景観の立地条件も気分が高揚していいですね、入場料は千円ですが、抹茶サービスがあります。とても美味しかった。山荘の茶室・滴水庵で一服やりたいですね。月香亭からの京都市内が一望に見渡せます。