シマを行く無頼はどこへ行った

kuriyamakouji2009-05-02

久しぶりに中之島図書館に行く。端末機で保坂和志のホームページから掲示保板にアクセスする。というのは、何故か僕のPCではエラーになって掲示保板にアクセスできないのです。ミクシィ保坂和志のコミュに加入しているから「はてな?の謎解明」になるかと思いコメントしたら、アクセスできないのは、僕だけ。それで、ネット友に「葉っぱさんが、掲示保板にアクセスできない」って言っていましたと書込したのを中之島の図書館のPCで確認したのですが、管理人のがぶんさんからレスがあって、「葉っぱさんに拒否設定をしていないよ」とちゃんと書いてある。でも、やはりエラーになってアクセス出来ない。しょうがない。あきらめモードです。対処法が全くわかりまへん。もし、誰かご教授下されば嬉しいです。
それはそうと、中之島図書館から中央公会堂に行って発刊したばかりのフリーマガジン『月刊島民』10号をもらったのですが、家に帰ってページをめくったら、本日、中之島バラ園がリニュアールオープンしたんですね。知らなかった。直ぐ近くまで来たのに見逃したのです。記事によると品種も140種類から280種類へと倍増だとのこと。
ということで、今月号の特集は「シマに花を咲かせましょう。」です。
それから、大阪市役所の屋上に今月から庭園がオープンするんですね。

大阪市役所 屋上庭園】
毎週火・水・金曜と8月10〜14日、17〜21日の14:00〜16:30に開園。11月27日まで。上記時間に市役所本庁舎P1階エレベーターホール前へ。事前予約不要。

近々、屋上庭園とバラ園に行くとしよう。
ところで、本誌の19頁に宮武外骨の記事「雑誌ジャーナリズムの原点があった。」が掲載されていたのには驚いた。先月、赤瀬川原平の『外骨という人がいた!』という本を読んだばかりで、外骨の毒気に当てられ、今の時代に果たして外骨を継ぐ雑誌ジャーナリストが何人いるんであろうかと考えると薄ら寒さを覚えます。昨日、小田光雄の雑誌の休刊が続く検証記事を読んだばかりなので、余計にそう思えます。
土佐堀とあみだ池筋交差点に「宮武外骨ゆかりの地」の石碑が立っていると言う。知らなかった。北野誠の謝罪記者会見って何に対して誰に対して謝っているのかさっぱりわからなかった。まあ、ジャーナリズム以前の問題ですが、腹立たしかったですね。
中之島のシマには色んなものがありますねぇ。今月はシマを徘徊しますか。
勿論、昼間訪問したエルライブラリーもあります。9階の「働く人々歴史展」で近江絹糸騒動、川崎造船の労働運動関連のビデオを見させてもらいました。本日で終わりでした。

小田光雄の『出版状況クロニクル』

出版状況クロニクル

出版状況クロニクル

小田光雄の出版状況クロニクルの12回目が更新アップされましたね。今までの論考記事に加筆修正して『出版状況クロニクル』も新刊発売されました。小田さんの記事は相変わらず傾聴に値する。
今回の論考も長文なので、目次代わりに頭の部分をそのままコピペして以下に参照しやすいように掲載しました。
詳細は本論考で閲覧して下さい。

1.直販雑誌『いきいき』を発行するユーリーグが民事再生法を申請。
2.相変わらず雑誌の休刊が続いている。
3.前からずっと気になっていた、コンビニで売っているDVDつきポルノ雑誌を買い、DVDを見てみた。
4.雑誌とDVDのドッキング現象を確かめるために、
5.わたなべぽんの『桃色書店へようこそ』(メディアファクトリー)というコミックエッセイをご存知だろうか。
6.ポルノDVDではなく、映画のDVDと雑誌のドッキング化にもふれておくべきだろう。
7. DVDがあからさまな付録ではなく、さりげなく雑誌本体に組みこまれ、それでいて4時間を超え、すでに雑誌のコンテンツそのものとなっている例もある。それは『ダ・ヴィンチ』の5月号にして、「創刊15周年記念号」である。にもかかわらず、定価は580円。
8.辰巳ヨシヒロの『劇画漂流』(青林工藝舎)を読み終え、
9.『週刊文春』(4月23日号)が「『子連れ狼小池一夫が持ち歩く『オイシイ話』」という記事を掲載している。
10.本クロニクル10で、佐藤秀峰のコミック『ブラックジャックによろしく』全巻が、カリフォルニアのブックオフで売られていたことを報告した。
11.少女コミック誌『花とゆめ』の白泉社が創刊35周年記念企画として、ヤフーのマンガ配信サイト「ヤフー!コミック」で、『ガラスの仮面』『パタリロ!』『花ざかりの君たちへ』など、6ヵ月限定第1期分235冊を配信する。価格は各冊280円からで、単行本の7割程度。
12.同じく50周年を迎えた『週刊少年マガジン』と並んで、ユニクロとタイアップして「50周年アニバーサリーTシャツ」を企画し、全国のユニクロで販売している。
13.『新文化』(4月16日)が大阪屋新社長南雲隆男にインタビューしている。
14.『日経MJ』(4月17日)が「大日本印刷 丸善ジュンク堂を傘下に」という一面特集を組んでいる。
15.アルメディアによれば、08年末の書店数は1万5829店である。9月には1万6110店であったことからすると、出店数もカウントされていることから、3ヵ月で300店以上が消えている。閉店は09年になってもとどまらず、1月76店、2月120店と2ヵ月で196店となっている。
16.オンワードHDが、アメリカの新興セレクトショップ「オープニングセレモニー」を今秋出店する。
17.『文化通信』(3月30日)が出版業界の「09年度採用予定数と過去の実績表」を掲載
18.手芸などの女性実用出版の雄鶏社が自己破産申請
19.出版科学研究所によれば、08年の文庫販売金額は1359億円で、前年比0,9%減、2年連続の前年割れとなった。
20.総務省の通信利用動向調査によれば、08年末時点で、日本のインターネット利用者数は初めて9000万人を超え、9091万人となった。
21.ハードオフアップガレージなどの、中古品を再生・販売する大手企業8社が日本リユース業協会(JRAA)を立ち上げ
22.『週刊新潮』(4月23日号)が、朝日新聞阪神支局襲撃事件報道をめぐって、
23.1959年に創刊誌、92年に休刊になった『朝日ジャーナル』が創刊50周年を機とし、「怒りの復活」との惹句で『週刊朝日緊急増刊』(4・30)として刊行された。
24. 09年4月7日にテレビ朝日の「『ぷっ』すま」という人気の深夜バラエティ番組で、「アマゾンのお仕事拝見! 日本最大のネットストアの秘密」が放映された。
25.『出版状況クロニクル』は増補加筆の上、新たな2章を加えて、4月30日に論創社から刊行
http://www.ronso.co.jp/netcontents/chronicle/chronicle.htmlよりー

後で精読いたします。NO.23でそう言えば編集者が赤木智弘とのインタビュー記事を企画したが、声かけした知識人に断られたとのことであったが、小田光雄との対談ならスリリングで「怒りの復活」に相応しい記事が出来上がったと思う。問題は従来の論壇人にとらわれた編集企画から逸脱する冒険心があるかどうかでしょう。せっかくの復活に適う度胸が問われたわけです。本気で赤木さんとの対談記事をするつもりなら、いくらでも選択肢はあったはずです。僕もこのことを追記しておきます。
NO.24で、小田さんが「アマゾンの現場がこのように長時間公開されたのは初めてではないだろうか。詳細に報告する義務があると思うが、締切間近に受け取ったので、残念ながらその時間がとれなかった。私の勝手な頼みで申し訳ないが、この種の実況中継の報告に関して、優れた能力を発揮している書肆紅屋のサイトで、私の代わりにやっていただけないだろうか。もし可能であれば、連絡してくれませんか、書肆紅屋さん。ただちにテープを送ります 」と書肆紅屋さんにリクエストしている(笑)。
僕も紅屋さんのamazonレポートを拝見したいと思います。m(__)m

桃色書店へようこそ(MF文庫ダ・ヴィンチ)

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