web読書手帖

◆そもそも、久しぶりに「新文化」を訪問したのは「yotsuya」さんのブログで、≪CCCがスタバと提携≫という記事が目に入ったからです。こちらのweb読書手帖は本にまつわる情報を簡にして要で教えてくれます。しかし、<TS東京が4月1日から、六本木と渋谷のTSUTAYA内のスタバを運営する。当面は2店舗だが、将来的には「ブック&カフェ」のスタイルの新規出店も考えている。>らしい。ただ、問題はTSUTAYAの棚ですね、スタバの珈琲はbk1にレビュー投稿したほど、ちょいと思い入れがあるのですが、TSUTAYAの発祥の地がこのあたりであるものの、あんまり棚がオヤジをお呼びでない感じですね。*1
TSUTAYAさんは僕は江戸時代の大版元蔦屋重三郎(1750−1797)と縁があるのかと思ったら、全然関係がないのですね(いや、TSUTAYAの生家蔦屋は花柳界にも縁のある旧家なので、遡ればひょっとして接点があるのかも?)。まあ、重三郎は吉原の細見(遊郭案内)の販売が出版業界に乗り出すきっかけで、山東京伝曲亭馬琴喜多川歌麿葛飾北斎東洲斎写楽大田南畝恋川春町などを育て、江戸文化を支え、作り上げた出版人でしたが、TSUTAYAさんにも平成文化を作り上げるようなビジョンがあるのかどうかわかりませんが、(ブック・カッフェ)のコンセプトは面白い。でも心斎橋にあったソニービル内のスタバは各テーブルにソニーの端末を置くサービスをやっていたのですが、名物ビルになっていたのに(ぼくがこちらに引越ししてから出来たビルなのです)、撤退して梅田に移転してしまいました。僕はよく利用していたのです。残念でした。さて、京都、梅田あたりにも「ブック・カフェ」コンセプトで、店舗拡大して欲しいですね。本当に蔦屋重三郎のような壮大なチャレンジ精神を持って下さい。
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*1:ヴィレッジ・ヴァンガードは逆に60、70年代に特化したオーナー好みの棚つくりで成功している。オヤジにとって、TSUTAYAは退屈ですが、ヴィレッジ・ヴァンガードは刺激的です。