青土社

 ウラゲツ☆ブログ経由なんですが『現代思想』、『ユリイカ』を発刊している青土社が編集、営業の中途採用の告示をしていますね。年齢は30歳までですが、挑戦してみてはいかがでしょうか、
 青土社と言えば、武田徹オンライン日記で進行中の「ジャーナリズム・コース」の前振りとして書かれていた記憶があったので、調べると6/7付け『集合算』というタイトルでありました。

ネットで調べた目当ての古本を求めて神保町の街を歩いていると青土社の編集者に声をかけられ、打ち合わせの予定もなかったのにそのまま青土社まで遊びに行く。外では打ち合わせしていたが、会社まで行ったのは初めてだった。幾つかの会社の入っているビルの4階。階段を上って行くと、そうそう、出版社ってこんな感じだよね、と思うオフィスになっていた。
 神保町に来る前はお茶の水晶文社に立ち寄って、電話で予約してあった本をピックアップしていたのだ。晶文社は知っている人は知っているが、聖橋をくぐった先のお堀側にある。ドアをあけて階段を下るとオフィスだ。つまり道路より下。地下室というか、お堀の方に開けた場所に事務所がある。正直いって広くない。道路と同じレベルの一階は倉庫になっていて過去に出版した本が並んでいる。地下?の事務スペースには最近ではあまりおめにかかれない人口密度でひとつの机の回りに人が座っている。しかし、何度か版元に直接購買に訪ねてその光景をみるたびにぼくは「いいなぁ」と思ってしまうのだ。
 青土社も同じ。ふたつの会社とも、良い本を出し続けていることに関しては衆目の広く一致するところだろう。本が多く売れなくなっている。一時の話題をあざとくさらったり、TVと連動した本でないと売れ行きは芳しくない。残念ないい方だが良い本ほど売れにくくなっているという傾向は否めない。良い本で話題になって、書評にも多く取り上げられて、それでも前に比べて売れる部数が少ないというケースが当然のようになっている。
 そんなとき、それでも良い本を出し続けられるかどうかは、本を出すという自分たちの仕事以外の部分で、いかに出費を抑える体制が取れているかにかかっている。大手の出版社だから経営体力があるかといえばそうでもなく、景気の良かったときに作ってしまった新社屋の維持費や、高騰してしまった人件費 広告代理店とのしがらみで新刊時に多くの広告費を掛ける習慣が定着してしまってそこから逃れられないなど、本を出すこと以外の出費において高コスト体質になっていて、くだらなくても明らかに売れることが見込める本以外出せなくなっている大手出版社が案外と少なくない。
 その点、青土社晶文社も、出版のためにかける経費とそれ以外の経費のバランスが極めて健全で、出すべきと考えた本を出せる「地力」がある。出版のラインアップからも想像は易いが、実際に編集部にゆくとそんな地力を確かに感じる。出版という仕事に潔く賭けている感じがする。昔は同じ手応えが、そこそこ大手の会社でもあったのだが、最近では経験出来る機会がめっきり減った。⇒続く
http://162.teacup.com/sinopy/bbs?OF=20&BD=2&CH=5

 武田さんのオンライン日記から一部引用しましたが、偶々青土社に関するデータがあって、僕が勝手に引用をしました。好きな中小出版社は応援したくなるもんです。