団塊のおっちゃん、

kuriyamakouji2006-05-04

団塊の世代 (文春文庫 193-3)見えない若者市場より見えている団塊市場を狙え!―発想を切り換えればおもしろいほど売れる「都市型シニア」マーケットを狙え!―新たな消費マジョリティーの実像シニア世代の心をつかむ7つの法則―100兆円の新たなる巨大市場団塊が電車を降りる日 (トランジットライフマーケティング白書)団塊世代男性が拓くシニア消費市場―多様な趣味で豊かな時間消費じっくり挑戦 おとな愉快団!のインターネット株式投資 (Impress mook)
 ジュンク堂梅田店で、書標4月号をもらって捲っていると特集記事が“団塊世代”なのです。定義として

 第二次大戦後の1947年以降に生まれた人たちは、2007年ごろから定年を迎える。戦後のベビーブームに生まれたこの団塊の世代が大量に退職することにより、何が変わるのか。団塊の世代とは、狭くとれば1947年〜1949年、広義だと1947年〜1951年ごろに生まれた人のことをいう。
 今から三十年前の1957年〜1976年に雑誌に連載されたものを集めた『団塊の世代』(堺屋太一著・文春文庫・500円)。この小説によって「団塊の世代」という言葉が生まれた。これには彼らの将来・八〇年代から二〇〇一年までがいったいどのようになっているかを分析した四編が収録されている。このような「予測小説」を、堺屋太一は「精密な事実分析の中に『あり得るべき事件ーーテーマ・マター』を挿入した場合、どんな状態が起こるかを可能な限り正確に予測し、具体的な人間ドラマ(つまり小説)で表現するもの」としているが、その予測はだいぶ当たっていて苦い。リストラ、子会社へ出向、日本に力があった頃を無為無策で過ごした責任世代だなどと、今まさに起こったり指摘されたりしているようなことが頻出する。
 労働人口の減少、消費や税収への影響、高齢化社会の到来など、団塊の世代が与えるインパクトがどれくらい大きいのか、今回は探っていきたい。(p4)

 という前口上で、カテゴリー別に関連書籍を紹介しているのですが、最初の消費にまつわる景気のいい話、《退職金をもらい、年金もおそらく満額もらえ、さらに遺産もころがりこむかもしれない団塊の世代はプチ富豪だとして注目されている。》
 そんな景気のいい本は☆『見えない若者市場より見えている団塊市場を狙え』、☆『団塊サードウェーブ』、☆『団塊が電車を降りる日トランジェットライフマーケティング白書』、☆『団塊世代男性が拓くシニア消費市場』、☆『団塊・シニアビジネス7つの発想転換』、☆『「都市型シニア」マーケットを狙え!』、☆『図説団塊マーケット』、☆『団塊世代の定年と日本経済』、☆『まだ間に合う!団塊世代のマネー対策 じっくり挑戦インターネット株式投資』です。さて、団塊の世代の人たちはヒマが出来たからと言って、贅沢な読書の日々を希求するかどうか、結構、彼らは若い時代、積ん読であれ、本を買った世代だと思う。
 その記憶が蘇るかどうか、今日、リアル書店を覗いたら色々な脳トレーニングの本が沢山、平積みされていましたね、認知症防止のためにという帯文がありましたね、どこかの子どもが母親にそんなテキスト本をねだっていたので、僕は子どもに「ほら、ここを読んでごらん、60歳から挑戦する学習帖なんで、おっちゃんのための本なんだ」って、(笑)。
 殆ど、川島隆太の本でしたね、大きな平台にずらりと並んでいました。小学校の教科書、ドリルもビニールパックで平積みされていましたが、どうやら団塊の世代より年上の僕らの世代をターゲットに販促しているみたい、認知症の恐怖をばら撒いて脳のトレーニングをしなさいっていうことらしい、まいった!