コミックレンタル

 とうとう、コミックのレンタルが本格化ですか、市場として伸びるかどうか、ちなみにマンガ喫茶店のコミックは占有権の移転がないのでレンタルとは関係がないですね、
 京都の国際マンガミュージアムも有料貸出するような工夫が出来ないだろうか?博物館兼図書館だけれど、入場料を頂戴しているわけだし、難しい問題があると思うが、閲覧スペースが欲しいですね。座って滞留することを嫌ったのだと思うが、立って、漫然と棚を回流して行くのはしんどいものがありましたね。僕はちょんぼして陳列平台を椅子だと思って座りかけて、危うく備品に損害を与えるところでした。どうも立ち読みは疲れます。
 しかし、新中古書店のコミック棚を覗くとみなさん、一生懸命立ち読みしていますね。新刊書店ではビニールパックしているので、立ち読みは無理、そんで、「ブ」などに移動しているのでしょうが、4月から「TSUTAYA」がレンタルすれば、そのような「移動地図」が変わるのでしょうか。コミックの場合、新刊で本屋さんで購入しても、すぐに「ブ」に売るというパターンが多いのではないか。実体としてレンタルのようなものでしょう。
 日経流通新聞の記事(2007/01/29)によれば、一冊あたり二百六十五円(定価五百五十円未満の場合)を著作権者への使用料として支払うということです。CDVJを通じた組合割引使用料なら同二百十円になるのですが、それにしても、結構な使用料ですね。レンタル料もそれを反映したものになるでしょうね。
 店舗ごとの裁量になるらしいですが、試験中の東陽町店(東京・江東)は三泊で一冊六十円からの料金の見直しをするとのこと。すばる(千葉県鎌ケ谷市)も、現在は最高で二泊九十四円の料金を百円に引き上げる予定だということです。
 ただ、一店舗当たり在庫を三万冊以上を置くとして、直営店、フランチャイズ店で初年度百店舗として、三百万冊のコミックが動くわけですね。売り上げの伸びが沈静化している業界にとって当初、活気づくことは間違いないという観測は甘すぎるかどうか…。
経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版
コミック貸与権のその後。 極私的マンガウォッチング「B館」/ウェブリブログ