佐藤真さん、合掌

 雑誌。『談』ブログで、ドキュメンタリー映像作家佐藤真さんの訃報を知りました。東京の北区の王子に住んでいる頃、佐藤さんがお子さんをチャリンコの乗っけている姿をよく見かけたし、偶々喫茶店での奥さん、お子さんと一緒の和む風景も見かけたし、北とぴあでの「アジア映画祭」で、司会の佐藤さん、ゲストの金井美恵子さんとの映画上映とトークは今でも記憶にあります。付録というか、佐藤さんのお子さんが通っていた保育園の父兄と一緒に撮った短編ドキュメンタリーも上映したのです。
 それから、名作『阿賀に生きる』は勿論、僕は佐藤さんの新作映画をチェックして二、三、見させてもらいましたが、最新作の「エドワード・サイード OUT OF PLACE」を僕のブログで広報しながら、とうとう見そびれてしまった。こちらにも、見るんだと書いているのに…。
 確か、「東京を撮りたい」との佐藤さんの強烈なエネルギーが自栽という帰結になろうとは、声も出ない。合掌。49歳。
 僕の三年前のエントリーを検索したら、こんなことを書いていました。

追記:ドキュメント映画監督の佐藤真は王子在住なのですが、長年『トウキョウ』を撮ることを夢見ているとのコメントを下のエントリーで、ぼくはしていました。佐藤監督にも『いつか王子駅で』(堀江敏幸著)をドキュメント風に、撮ってもらいたいですね。

 残念、無念。