包丁一本♪月の法善寺横町


僕はこのブログの同人記者としては脱退しているが、この記事がおもろかったので、コメントしました。

赤木さんが、影響を受けたと書いていた堀井憲一郎の『若者殺しの時代』(講談社現代新書)のあとがきで、堀井さんが、「すきあらば、逃げろ。一緒に沈むな。うまく、逃げてくれ。」の処方箋として、“日本古来の文化”を身につけるということを提示しているでしょう。
面白いよねぇ、先ほど、NHKの羅針盤という番組で、「古材屋さん」が紹介されていたが、材木は100年前後がもっとも堅牢で、価値が高いらしい。ただ、扱い方が大変で解体スキルが要請される。僕も、ここでかってコメントしたように、宮大工とか、落語、古武道、茶道とか、資本制のOSであろうが、どんなOSであろうが、その古層の伝統文化を身につけることは確かに生き延びる処方箋の一つとしては最適でしょう。(http://www.kozai.net/userIndex.php)
カネは表層(意識)として、使い勝手がいいけれど、最終的には当てになんない、金融恐慌、革命で、チャラ、チャラになるもんね。
「包丁一本、さらしに巻いて♪」、そんな演歌がありましたね。(http://d.hatena.ne.jp/t-akagi/20080315/1205590756)

若者殺しの時代 (講談社現代新書)

若者殺しの時代 (講談社現代新書)

そう言えば、昨日、京都府立図書館で読んだ『文学界・4月号』の11人の作家による大座談会車谷長吉さんが、出演していましたが、彼も「包丁一本の世界」に入っていたんだよね。にもかかわらず、新潮の編集者がわざわざ東京から押しかけて「書け!書け!」と強請したと言う。それを聞いて中原昌也とのやりとりも面白いのです。この座談会の司会役は高橋源一郎ですが、そう言えば高橋さんは、赤木さんと先日、食事をしたらしいですね。文壇の(と言っても文壇なんてあるかどうかしらないけれど)憎まれっ子キャラの中原昌也の立ち位置を論壇の赤木智弘の立ち位置に重ねたのかもしれない、だからこそ、こんな「ヒール役キャラ」談話があったのかも、(http://sofusha.moe-nifty.com/blog/2008/03/post_6d7d.html