「禍転じて福となる」♪北関東の風
- 作者: 成松哲
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/04/16
- メディア: 新書
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そして、参照として、拙エントリー『石川啄木から赤木智弘』を再読したら、コメントの応酬が色んな意味で示唆に富みますねぇ。赤木さんを始め塩津計さん、鮭缶さん、sugiarouさんと、僕を含めそれぞれが言っていることがナットクできる。
ただ、それとなく共有していることがある。<貧困>が当たり前のように襲来してくる足音が聞こえることです。そんなに遠い音ではない。
「<貧困>がかってのようにマジョリティになる足音が聞こえませんか?」
前回エントリーした大阪府の一律人件費削減にしたところで、図書館の存続に関する問題にしたところで、<貧困>が他国のこと、他人事ではなくなってきているという状況が底流にあると思う。
でも、事態が変わるために赤木さんの言うように<貧困>がマジョリティになることはある意味で「禍転じて福となる」ことになるかもしれない。<貧困>をマイノリティとして排除、見えない現実として押し込め蓋をすることが段々と無理になってきていることは間違いない。だったら、視点を変えれば、いままでとおり贅沢はできないが、<貧困の関係性>を糊代にした<新しい関係性>が生まれるかも知れない。希望的観測ですかねぇ。
成松さんの新刊はまだ読んでいないけれど、書影を張り付けました。
いつだって、マジョリティが世の中を変える。東京はマイノリティなのです。九割の「北関東」(地方の謂いとして)がマジョリティなのです。ケータイにアクセスする欲望をバカにしちゃあいけない。と言っても僕はケータイに興味のないマイノリティですがw。