楕円の数式を読む

TBS制作番組なんだけど、毎日テレビ『がっちり 数学ギライ必見マル秘数式』(AM7:30〜)を見ていたら、色んな公式が出て数学音痴の僕にも面白かった。
例えば楕円の公式はP=π×√(2( a2 + b2)) - ( a-b )2/2.2となるわけですが、
数学者広中平祐も登場して楕円形のビリヤードテーブルを用意して手前の焦点に置いたタマをどこの縁に当てても必ず、向こう側の焦点に置いたタマに一極集中で当たる。
その数式を応用して開発された医療機器が僕も二回もお世話になった、輸尿管結石粉砕器なのです。《原理は、衝撃波を、楕円の1つの焦点(体外)から発射して、それを楕円の反射鏡で集めて、もう1つの焦点(破砕部位)に集中させることである。http://blogs.yahoo.co.jp/evidence3198/23657700.html
成る程、手品の種明かしみたいですが、原理はもの凄く簡単ですね。僕は二度輸尿管結石になりましたが、その痛さは尋常ではなかったです。
それまでは、溶かして尿と一緒に流すことが出来なければ手術をしたわけで大変だったのです。
しかし、楕円ってオモシロイですね、花田清輝に『楕円の幻想』という名エッセイがあるけれど、右を撃てば左にも当たる。左を撃てば右にも当たる。
一気に中心を攻撃しようとするならば、楕円のテーブル自体の基盤をとりかえるしかないのでしょう。
ただ、楕円のテーブルの方がシステマチックで効率的で最適かもしれない。これも再帰性?
二大政党制って二つの焦点の楕円空間なのか、ただ、隠された中心が、「虚」であるか、「天皇制なるもの」か、「空気」か「世間」かなんとも言えない。
そう言えば大澤真幸にも『資本主義のパラドックス〜楕円幻想〜』という本がありましたね。