SNS

 ソーシャル・ネットワーキングサイトのmixiにひょんなことから会員になっているのですが、招待状を個人の責任で発行して安全度を高めるということなんですが、もう百万人の会員数で閉ざされた空間ではないですね。ピピさんもその使い勝手の良さを認識してこちらにエントリーレポしています。僕が面白いと思ったのはコミュニティのツールです。例えば、チョムスキー山下清など、このところ本と屁爆弾さん、でんでん虫さんがオカシナ十人衆をエントリーアップしましたが、そこで取り上げられているnerdyなオタクな人を頭にコミュニティを立ち上げれば、この指とまれとばかりに同好の士が集まるということです。登録は簡単です。僕が招待状を発行してあげますよ。僕宛にメールを下されば善処?します。メールアドレスはプロフィールをクリックすれば、わかります。ブログやHPをお持ちの方はmixiに新たに書き込まなくても、そのまんま自動リンクをするだけでよい。僕はそうしています。もっぱら、面白いコミュニティを訪問してロムして楽しんでいます。遠慮なく御一報下さい。厳正な安全チェック(笑)をします。

ネット書評

 ぴぴさんの「書評について」に関する問題提議はこのブログでもよく取り上げていました。それはネット作法の問題ともつながるし、単に書評と「書評」の枠内で片付かないところがありますが、leleleさんのしゃべり捲くれ精神で継続審議?っていうか、語り継ぐためにこのブログで書いた「僕の書評についてのデータ」を整理してみました。
 去年、書評についてこんなことを書いている。

保坂和志さんのBBSでちょいと、コンテキストから外れたカキコで“書評のようなもの”について覚書を書いてしまったのですが、生煮えのままの、僕自身検証すべきテーマーなので、そのコンテキストから、思い切り、関係なく、こちらのブログに一部引用貼り付けして、自分なりの宿題としたいと思います。個人的にPCを使い始めて、折角だから、指のスキルアップのために日常的にbk1で書評投稿を始めたのが、段々とエスカレートしていき、先に書評投稿ありきみたいなかたちで、“本を読む”行為を知らぬ間に始めていました。勝手に書けばいいんだと、“自己語り”して、本の内容紹介は二の次にしても、逆に面白がってくれる人もいました。結局、今は書評投稿を、前のような頻度でやっていなく、ず〜と、ズルしています。でも、同じ評者で毎日、千六百文字近く、レベルを維持して投稿している人がいます。別に仕事を持って、主婦業、子育てをしながら、本を読んで、毎日、書き続けているのです。唖然として、声も出ません。色々な人がいます。そのような66人がネットで集まって、『熱い書評から親しむ感動の名著』(すばる舎)っていう本が上梓されましたが、選書も、書くスタンスも、文体も、ごった煮の面白さで、ダサイ題名ながら、読んだ人の評判は良いし、僕自身、楽しく読むことが出来ました。編集担当者の依田さんが、9/20付けで退社され、新しい環境で編集の仕事を続けるとのことでもあり、ぼくなりの『書評のようなもの』をランダムにマッピングしてみました。―
【?注】-翻訳行為-例証:佐藤良明『ヴァインランド』
【?のりしろ】-編集行為-例証:小熊英二『民主と愛国』
【?付箋】-読む行為-例証:保坂和志『小説をめぐって』?
【?万引き】-引用行為-例証:金井美恵子『文章教室』
【?隠喩】-評論行為-例証:加藤典洋『テクストから遠く離れて』
【?診断】-精神分析行為-例証:斎藤環『文学の徴候』
【?ディスクジョッキー】-オススメ芸-例証:斎藤美奈子『趣味は読書』
【?カラオケ】-自己語り-例証:ぼくを含めたアマチャの投稿書評など
【?人事】-文壇行為-例証:大村彦次郎『文壇栄華物語』(政治を政局で語る人って多いですよね。それと同じ)
 その他、まだあると思います。誰か追加してもらって結構です。?の読む行為に淫することが出来るか、そのような習慣を意識してつけるようにはしているのです。茂木さんが、長谷川等伯伊藤若冲の絵の前に何時間も立ち尽くしたと言っていたが、ぼくにはかようなハマリがめったにないのです。うらやましいと思います。声もなく、圧倒される、そんな事態は予測も分析も徒労であるかもしれないが、馬券を買う時、かような徒労を行わないと、至福の事態は起き上がらないことも事実でしょう。ビギナーズ・ラックは一回きりですものね…。“読むこと”にもスキルが必要なんでしょう。そう思うと、僕自身の“読む行為”の貧しさが思いやられて、最近は書評投稿をズルしているのです。ちょっぴり、恥かしさを知るようになったのです。?の“カラオケ行為”で居直ればいいのですが、自分の調子はずれが自分の耳にクールに聞こえるのです。しばらく、“読むこと”に徹します。勿論、観ること、聴くことも大事。受信をもっぱらにします。ー「読む行為」よりー

その他のデータ:
金井さんの毒舌、書評は万引き
熱い書評から〜汗タラリ
引用とコラージュのお助けマン
世間体という多数派
批評の事情、もてない男
外から意味を問う病
書評小説?
批評か、感想か?
読むこと
bk1投稿「書評」
苗床として「書評」による変則的周辺参加
読むことの自由
小説を書いている人へ
追伸:紀伊国屋書店で書評ブログが始りましたね。http://kicxbooksite.typepad.jp/