堀江貴文旧ブログより転載(2004/7/1)

◆さっき、テレビを観ていたら、プロ野球球団近鉄の買収に乗り出したライブ・ドア特集をやっていた。どうやら、サブをやっている1972年生まれの、人気の女性キャスターは東大の文学部時代に同じゼミ生だったみたい。ライブドアの社長堀江貴文は在学中に起業して結局、大学は中退するのだが、今日の特集では31歳の高感度満点のテレビ露出をしていました。それに引き換え、渡辺恒夫は老害をモロに出して、(まあ、これも取材者側の意図するフレームであるが…)「オレの知らん奴はダメだ」という発言を引き出している。これでは、堀江側の宣伝効果を利することになる。「堀江さんがオーナーに会ってもいいが」って言っていますよとのマイクに「もう終わったこと」と、一笑に付している。渡辺&堀江の構図が、束の間でも視聴者によぎったことは間違いない。こういう既得権防衛が政財界だけでなく、スポーツ界にもあるんだと、この国の古層の悪臭を嗅がされたことは間違いなくて、新規参入を歓迎するサッカー界との差をまざまざと、再認識してくれました。
◆まあ、それを伝統と肯定的に評価している向きもありましょうが、野球と大相撲とは自ずから伝統に対するスタンスが異なると思うが、渡辺さんの考えでは同じようなものなんでしょう。選手側の発言として古田、岩隈は合併よりは買収を歓迎するとある。現場の反応は当然である。選手だけでなく、そこで働いている人々は伝統とは関係なく、そこが生活の場であって、家族を守るため、死守したいと思うのは当然である。しかし、渡辺さんにしろ、色々と掛け持ち、沢山の肩書を持っている年輩、先輩が多いですね。ぼくは全く何にもな〜い。社会貢献していないのかな、反省しなくては。一方で、ワークシェアリングが課題と言われながら、実態は現場のワークシェアリングに問題が行って、現場の実質賃金ダウンになっている。社長業、経営業、○○委員のワークシェアリングの発想があってもよいのではないか、勿論、民間は指導は出来ても、強制は出来ないが、例えば先日、NHKの経営委員の発表があったが、別に有知識者と仮構で評価されている人でなくて、職がなく遊んでいる人が多いのだから、その中から人材をピッグアップするって言う風通しさの良さが、あってもいいのでは。
◆彼らの方がテレビ通であることは間違いない。モニター参加している主婦層、現役リタイアしている人から、選んでもいいではないか、選挙にホームレスから立候補しても、ホームレス出身の市会議員、町会議員がいても、いいのではないか、実際選挙に立候補するには供託金が必要で、泡沫になれば没収ってなりますが。
◆今朝の新聞によれば、財政状態が悪い大阪市長の夏のボーナスは407万円で、大阪府知事の281万円を大きく引き離している。京都府知事は244万円で、奈良県知事は153万円である。その差の凄さに驚きました。あまり書くと、大阪市の職員を妬んでいるのではないかと、思われますので、この辺りで、やめときます。しかし、土、日になると、市庁舎の回りはホームレスたちの仮設、ダンボール小屋になります。月曜になると、綺麗に撤去されている。暗黙の了解があるのでしょう。
◆話を元に戻します。ライブドアですが、ここに出入りする方々もライブドアでブログを楽しんでいる人が多いですね。資本金は235億円。総資産額:700億円、動かす事の出来るキャッシュは512億円、年商:昨年の連結決算は108億円、昨年の最終利益:4、8億円、素晴らしい優良企業です。買取に手を挙げることの出来る条件は、【?】資本金一億円以上、【?】30億円の加盟料(でも、実態は誰も払っていないらしい)、【?】12球団の3/4の賛成を必要とする。【?】だけが、ムツカシイのです。でも、この話が流れても、堀江さんの知名度はアップして、何ら失うものはない、あんたはエライ!近鉄球団のお値段は10億円から30億円らしい。あなたも手を挙げますか?でも、ぼくは中村選手がイヤなので降ります。彼、オリンピックに出るのですね、溜め息…。

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