古典/灯台へ

ヴァージニア・ウルフの『灯台へ』を筑摩世界文学体系57巻をブックオフで105円で購入して大澤實訳で読了しました。中村びわさんがbk1岩波文庫で新刊発売された別訳者のレビュー“ここ”をアップしていますが、中村さんの言うとおり翻訳は違っても美しい空間の揺らぎを感じさせる文学作品でした。時たま、古典を読むと圧倒されます。若い頃はこんな風に感動はしなかった。又、精読する忍耐もなかった。それこそ、あらすじで読む世界の名著のような粗読でした。年を取る事の良さは古典の美味しさを味わい知ることが出来ることなんでしょうか、そんなにない余生を意識して古典を読んでやろうと決心しました(と、言ってもつい新刊に手が向くのですよね)。
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