北の還暦零年

北の零年 通常版 [DVD]武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)たそがれ清兵衛 [DVD]大地の子 全集 [DVD]
 北の零年をDVDで遅れ馳せながら見ました。確かぴぴさんが
『シネマ日記』をアップしていた記憶があったので、覗きましたが、吉永小百合に厳しいですね。

なんといっても最大級に許されないのが、吉永小百合だよね。サユリスト以外はみんな疑問符をつけるよ、渡辺謙の妻が吉永小百合ではあまりにも苦しかろう。

 そりゃあ、僕と同学年でとうに還暦を迎えた人なので苦しかろうとは思いますが、でも綺麗だったなぁ…。本日、このブログで御馴染みSさんのお母さんも還暦を迎えたのですって、オメデトウございます。お母さんは屯田兵の子孫だと言う。先日も『大地の子』をDVDで見ましたが、『北の零年』も又『大地の子』ですね。でも、『大地の子』の方がすべての点で勝っていますね。劇映画とテレビドラマと違う土俵ですが、『大地の子』を大スクリーンで見てみたい。テレビドラマを劇場公開っていうのはあったでしょうか?

だいたいが、時代考証も風俗考証もいい加減で、もっとズタボロになっててもいいはずの子役がいつもきれいに桃割れを結ってて、おべべも美しいなんて、そんなこといくら武士の娘でも許されませんっ。それに、「武士が百姓の真似なんてできるものですか」なんていう科白もちゃんちゃらおかしい。幕末小藩の下級武士はみな自宅の庭を半分は畑にしていたんだぞ。「たそがれ清兵衛」を見よ。『武士の家計簿』を読め。

 そのとおりです。特に『たそがれ清兵衛』は下級武士の生き様が克明に小道具ともども描かれていましたね。この新書の『武士の家計簿』は表題の堅苦しいさとは似つかわしくない面白いものでしたよ。僕は最近、香川照之が出演する映画を偶然にもよく見るのですが、上手いですね、ただ、柳葉敏郎と姿かたちも演技振りも似ていない?
 こういう大河映画は老母もじっくりと楽しむことが出来ました。
 監督の行定勲が「セカチュー」の実績を持って存分に予算をかけることが出来た映画なんでしょうね。まあ、満足出来ました。このDVDはサービス券で借りられたのです。文句は言えません。