本屋で買えない雑誌

 leleleさんのブログによると宮台思想塾の今回のテキストは竹内洋の『丸山真男の時代』なんですね、今ちょうど読んでいます。そう思ってて読んでいたら作田啓一さんの『激高老人のブログ』について書いている、溜飲の下がる記事です。それで思い出したのですが、雑誌『Becoming 16号』を注文していなかったのです。

「羞恥論」 作田啓一
しばしば恥の中に含まれてしまう羞恥の概念を確立する試み。恥は社会的劣位の露呈から生じるのに対し、羞恥はその劣位とはかかわりなく、主体の固有の自己の露呈から生じる。サルトル、シェーラーなどの羞恥論の検討を経て太宰治の事例に及ぶ。(400字×70枚程度)
「時間とあいまい ─ 『戦争が遺したもの』(鶴見俊輔ほか)から」 原田達
戦後世代(上野千鶴子小熊英二)によるインタビューでの鶴見の言い淀みの中に、彼の思想を支える発想法の原点を探る。鶴見の「同情の哲学」(小熊)の実存的深さと困難性を指摘。(400字×50枚程度)

 去年、ぴぴさんやamakoさんから教えてもらったのに、店頭では買えない雑誌なのです。今、メール注文しました。