安全・安心な社会を実現する科学技術人材養成」プロジェクト

毎年恒例の武田徹【ジャーナリストコース】が受講者を募集中なんですよね、今日更新の『200字で書けることを10万字も書くな』を一部引用します。

ただ大事なのは速報系の尺の、短いジャーナリズムは分厚い人間の全体像の一部を伝えているに過ぎないという認識を持つこと。そして、もっと尺の長いジャーナリズムと相互に補完しあう必要があるのであり、長い時間かけてそうした補完を成し遂げて行くべきなのだろう。
 ことほどさようにジャーナリズムはひとつのメディアで完結するわけではなく、ジャーナリズムシステム全体を意識した戦略的な報道の姿勢が必要となる。そうしたシステム的な思考を欠いているジャーナリストが案外と多いのではないか。

 そうだよね、例えば、前日にアップした『バックラッシュ!』は尺の長いスタンスで書かれたものと想像しますが、短いジャーナリズムが食いつく「祭り」の要素はジャーナリズム全体として必要なものなんだろうなぁ…、そうした戦略的姿勢は確かに必要です。ただ、その尺の短い立ち位置のジャーナリスト(ライター)と尺の長い立ち位置のライターとが、足の引っ張り合いに終始しないで、互いに相乗効果を与えるような動きになればいいですね。