お肉のために死ねなかった豊
森岡正博著『宗教なき時代を生きるために』の第三章「癒しと救済の罠」はまるまる森岡さんの尾崎豊論ですが、こうやってYOUTUBEのビデオキを見ると、尾崎は死ぬべきではなかった、生き続けて欲しかった。そして、オヤジになった尾崎は今、この国に対してどのような歌を歌ったのかと思ってしまう。
昨夜見た三谷幸喜の映画『笑いの大学』は、「お国のために死ぬ」でなく、「お肉のために…」で、戦後のこの国は、精々「惚れた、一人のお国ちゃんのために」、死ぬ気で一生懸命、お金を稼いできたのだし、でも、その果てにオウム事件が起き、尾崎が自栽する症候が露呈したのでしょう。のような感想が述べたくなりました。
偶然にもYOUTUBEで、尾崎の膨大なデータを見てしまい、改めて、「十七歳の地図」、「太陽の破片」を聴くとたまらなくなる。
参照:「国家」よりも、自分自身。〜北朝鮮への制裁について〜 - 風の旅人 編集便り 〜放浪のすすめ〜
2004-03-12