アーミッシュとアリ

kuriyamakouji2006-10-14

オンライン書店ビーケーワン:アーミッシュ
 『eireneさんの「私から撃って」驚きの自己犠牲』の記事を読みました。
 その前にテレビで見た「所ジョージ劇団ひとり」の特番で昆虫の生態でアリの「そのう」(社会胃)について、このような「社会胃」を持っていたら、平和共存出来るだろうなぁ、と思いました。地球に住む生物の百匹の中、一匹はアリだそうです。そのアリが繁殖するキモが「口移し餌交換」なんです。アリは食べたものを消化せずに「社会胃」に蓄えておくことが出来るのです。そして、その蓄えた食料を仲間に口移しで吐き出すのです。その美しき、まるで、白樺派武者小路実篤も、クロポトキンも顔色ない相互扶助の極地で、自己犠牲を厭わなかった「アーミッシュ」の少女の振る舞いにも驚きを禁じ得ないのですが、松岡正剛さんが千夜千冊で『アーミッシュ』について書いていますね、それによると、教会がないのです。何やら田中小実昌の「アーメン父」の十字架のない教会みたいで、松岡さんによると《お祈りは隔週日曜の各自の家の持ち回りなのである。このことからハウス・アーミッシュという呼称も生まれたのだが、とはいえそこにはビショップ1人、ミニスター1人、ディーコンが1人いるだけなのだ。だいたいこの単位で20〜30の家族がひとつのグループをつくっているだけなのである。》
 う〜んとうなりますね。政治にはまるっきりコミットしようとしないらしい。でも、前回の大統領選挙ではコミットしたみたい。10万人〜15万人の住人がいるということです。
 アーミッシュの自然食は美味しいらしいですね、