知は無料時代?

 梅田望夫×茂木健一郎との対談があったんですね、クリントン元大統領のジョークが面白かったです。クオリア日記で笑って下さい。
 そうです、茂木さんが梅田さんの言葉として書いているように「インターネット上に、ようやく、知識が無料である環境が整いつつある。」のです。 リアルな談合的世界から疎外される団塊の世代が大量に来年度から産み出されるが、否応もなくネットに関心を持たざるを得なくなると思うがどうでしょうか、半分、そうなって欲しいとの僕なりの願望がありますね、確かに梅田さんの言うように「リアルな世界における満足度と、インターネットに対する関心は、反比例している」と思う。現在、僕が思い浮かべる現役の同年輩、少し上、少し下の人達は、ほとんどネットに関心を持たないですね、ブログなんて、なんのこと?で、興味がない、リアルな世界に満足しているのでしょうか?、でもそうとも言い切れない。リアルな場での不全感がネットで多少なりとも補完出来るなんて想像すらしていないというのが、正解でしょう。満足、不満足にしろ、リアルな場に足を置かざるを得ない状況で、それが来年度から段々と揺らぎ始めるということではないでしょうか。
 そう言えば某外資系の生命保険会社で医療保険に加入しようとして手続きをしたのですが、どうも冷静に考えて加入がバカらしくなったので、「クーリングオフ」の手続きをしたのですが、その時の電話のやりとりで、実際にそちらに行って会うことが出来ないの、梅田ならしょっちゅう出かけているので「会いましょう」って言ったのに、無審査の医療保険は「対面販売」が禁じられているみたい。僕はこれがどうしてもナットク出来なかった。無審査だから対面が必要ではないか?そんな疑問です。電話の人も僕の言い分にナットクしていましたが、どうやら法律がそうなっているみたい。
 それで、思い出すことは公職選挙法では「戸別訪問」が禁止されていますよね、これもナットク出来ないですね、アメリカやイギリスでは認められているのでしょう。戸別訪問が認められれば、一人一人の政治意識が高められると思うし、立候補者に色々なことが言えるもんね、でも、そのようなリアルな出会い、対面はスルーして世界がデザインされるのが基本なら、それに合ったネット・ルール(倫理)が必要なんでしょう。それの一つとして原則は、「知は無料である」ということでしょう。著作権法のルールの原則と例外を倒置すべきところから始めるべきでしょう。ネットを取り込んだ公職選挙法改正なら大賛成です。