母と子

 アレクサンドル・ソクーロフの『マザー、サン』を京都みなみ会館で見ました。モーニングショーだったのですが、思わず、何回も眠りに落ちかけました。つまらなかったからではなく、夢を見ている心地がしたからです。母を看取る息子、母と子の風景が哀しくて寂しくて、深い闇の中に吸い込まれそうになってしまったからです。