千の風

 ♪紅白バージョン秋川雅史千の風になって

 僕はこちらの方が好きですね♪

 年寄り達がっと言っても、僕よりうんと年寄り達が秋川雅史の『千の風になって』を老人会のカラオケで課題曲にするらしく、老母と電話のやりとりをしていいる。今晩のNHKの歌謡曲番組で、秋川雅史が出演するとのこと。どうやら、あのオリコンチャートでも一位になったらしい。
 僕は昨年末の紅白を見ていないので、秋川雅史がどんな歌い方をしているのか知らない。でも、新井満の『千の風になって』は持っている。このアルバムは新井満の朗読も収録されている。そんで、老母に聴かせてやったら、喜んでいました。NHKの方の秋川さんのは音域が広いので新井さんので、勉強する方がいいよ、カラオケバージョンもあるから、そうしたやりとりで、秋川さんの歌を聴いたのですが、新井さんの歌と印象が異なりますね。どちらが良いとか悪いとかでないんですが、『涙そうそう』の森山良子と夏川りみとの違いに似ていますかね。
 風の旅人さんが、『屋久島杉で触発されたこと』の中で、日高敏隆さんから聴いた話を披露してくれていますが、確かにセミの幼虫、成虫は、それぞれが完結した?生を持っているのでしょうね。セミだけに限らない、人間だって赤ん坊は、子どもは、成人は、老人は、それなりの生をもっているのでしょう。
 新井満・森山良子/秋川雅史夏川りみとで引き出しにしまうのは粗っぽいやり方だと思うが、やはりフォークとしてのメッセージ性の高いイシューを感じるが、聴き手に緊張感を強いるものがある。彼らの世代の啓蒙臭さ、説教臭さかもしれない。
 でも、秋川、夏川にはそのような臭さがないですね。リラックスして聴ける。秋川の『千の風になって』が老人会のカラオケにまで、リーチが届いていったのは、そのようなところでしょう。老母たちはいつも演歌を歌っているのです。なのに、ここまでアンテナが伸びるとは、念のため、youtubeをクリックしたら、アップされていますね。紅白の『千の〜』よりは「〜ピカソ」の方がいいですね、こちらは北野武も出演しています。紅白はキムタクが朗読の前振りをしています。
 参照:いのちの風 - 葉っぱのBlog「終わりある日常」
 オマケ:歯無し家志ん生の動画です