一歩目の助走の補助線

りゅうどうせいトラップさん?が、トラバしてくれたので、お邪魔したら、膨大なテクストが控えていました。そのデータの森のに入ると迷い子になりそうなので、紹介だけにとどめます。ご興味のある方は渉猟して下さい。りゅうどうせいさんが、トラバしてくれたエントリーは前日の『南北問題の国内化』流動性に関するものです。

宮台さんが指摘する雇用の流動性というのは「フリーター(もしくは非正規雇用)がいつでも首を切られる」という状況のことで、赤木さんが指摘する「雇用の非流動性」というのはその前提として「(いつでも首を切られるような)フリーターの位置に固定される」ということを指摘しているに過ぎない。もちろん宮台さんの言説では「雇用の流動性による不安の増大」というところだけクローズアップされる傾向にあるし、ご本人もその部分を強調されて話をされる傾向があるように思うので、そこが切り取られてしまっても仕方ないのだとは思うけど、たぶんそれ系の著書なんかでは前提条件としての「一生フリーター状態」については前置きしているのではないか?(読んじゃいないが)

 りゅうどうせいさんは、こんな風にふって、色々と参照ブログ、文献を紹介してくれたわけです。

ところで、こんな感じで「流動性」のみだと誤解が生じやすいように思うので、それぞれの場面にあったキータームみたいなのが作れないんだろうか?「“雇用流動性の不安”の流動性については○○と呼ぶよー「とか「“フリーターは一生フリーター問題”の流動性は○○だよー」とか・・。

 成る程、それぞれの文脈にあったキータームね、考えてみます。
 みなさんもどうぞ、
 ◆ところで、武田徹オンライン(3/11)で教えてもらったのですが、この検索エンジンは凄く、使い勝手がいいですね、
 http://www.searchdesk.com/
 さっそく、検索窓に「流動性」を入力して、動画関係をクリックしたら、予想通りヒットしない、そりゃあそうでしょう。それで、ブログ内検索をクリックしたら、
 こちらがヒットしました。
 ★メルさんの本棚で、同時期、「流動性」×「硬直性」という問題提議がなされているわけです。忘れてはいけません。僕が宮台さんの言う流動性に肩入れするようなスタンスだったから批評されたわけ。僕はだいぶメルさんにやりこめられていますね。
 ★風の旅人さんのエントリーもヒットしました。風の旅人さんは、勿論、流動性に向かう。
 放浪のすすめなのですから…。
 他にもお馴染みの方々がいらっしゃいました。やはり、「流動性」って、重要なタームですね。