567歩目の助走(ホワイト・カップメンケイタイ)

生きさせろ! 難民化する若者たち新しい神様 [DVD]ヨコハマメリー [DVD]
 ジジィの出る幕はないですね、雨宮処凛さんのメッセージは明確だ『「生きさせろ! 〜難民化する若者たち〜」』です。
 ★ネットカフェ動画http://www.youtube.com/watch?v=uuxuoVWgj1Y
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20060809/p1五歩目
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20060810/p1六歩目
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20060811/p3七歩目
 で、『バックラシュ!』について語っているが、自分のテクストなのに、自分のものだからこそなんだろうけれど、再読できやしない、そんな時間があれば、群像4月号「プレカリアートの憂鬱」第4弾を読んでみたいですね。
 ハケンは大雑把にイメージすれば、日当8千円をプレカリアート(協力社員)が手に入れて、4千円を派遣会社が頂戴(ピンはね?)する。ハケン先の会社は日当1万2千円を払ったつもりになる。だから、現場の社員は1万2千円、払ったコスト計算でフリーター(協力社員)に働いてもらおうとする。まあ、それだけの単純な構図ならいいのですが、ハケン会社と派遣先会社間で色々な利権が発生する。労務市場まで、リーチが届いた分析が必要だと思う。
 先日、やっと『世田谷一家殺人事件』を読了しましたが、外国人、留学生達と、3kのアルバイトをしたことのある僕自身にとっても身につまされる話だったですね。leleleさんが、アウトローの世界って、みんなはどう思っているのだろう? というエントリーをアップして、キツイ問いを発していますが、
 昨夜、映画館でも見た『ヨコハマメリー』のDVDをもう一度見てメリーさんの「白」塗り、白のコスチュームを見て、舞踏家大野さんが、大野さん自身も舞台で全身白塗りするのですが、白は、自分を隠してくれるのです。自分が消えて行くのです。透明人間になれる悦楽みたいなことをメリーさんに自分を重ねて語っていましたが、当たっていると思うなぁ…。
 ◆ところで、「プレカリアート」って、言いにくいし、覚えにくいですなぁ、最初にこの言葉を知ったのは、ワタリさんのところですが、僕のブログでも時々触れているのに、あれはなんだったんだろうか、「え〜と、プレ、プレ〜???」って、特に「カリ」が出てこないんですよね、覚えやすくて、インパクトのある万国共通の言葉を発明した方がいいと思うなぁ…。例えば、「ホワイト・カップメン・アート」とか。「ケイタイカップメンアート」とか、長すぎるかな、でも「ホワイトカラーエグゼンプション」より、言いやすいでしょう。『生きさせろ!』の表紙画像では若者がカップメンを食べているが、安藤百福さんは偉大でしたね。食文化が拡がりました。