TRANSMUSIC 対話する作曲家 江村哲二〜脳科学者 茂木健一郎を迎えて」

音楽を「考える」 (ちくまプリマー新書)オンライン書店ビーケーワン:ディキンソン詩集
 昨日の雨でびしょ濡れになりましたが、今日はとてもいいお日和で、久しぶりに京阪電車に乗って京橋に行きます。
 このところ、京都方面が多かったからね、自宅は丁度、大阪、京都の中間地点で、乗り換えなし、特別料金のいらない二階建ての特急に乗って淀屋橋、京阪四条、どちらも30分弱。京橋になると、二駅先でOK!。
 茂木さんが出演するコンサート(いずみホール)に出かける予定なのです。僕の席は最前列の真ん中辺りで、コンサートを聴くぶんには最適なポイントではありませんが、第一部のトーク、『江村哲二×茂木健一郎』(45分)では、真っ正面になりますか、B席ですけれどね。
 第二部のコンサートは、武満徹ノスタルジアアンドレタルコフスキーの追悼に〜(1987)・江村哲二:ハープ協奏曲で、それから、最後に何と、江村哲二:《可能無限への頌詩》語りとオーケストラのための〜茂木健一郎の英詩による〜で、茂木さんが朗読するのです。
 英語の聞き取りはままならないが、音♪として茂木さんの声を愉しもうかと思います。茂木さんの自作の英詩なのです。

斎藤一郎(指揮) 篠崎和子(ハープ) 大谷玲子(ヴァイオリン) 茂木健一郎(朗読) 大阪センチュリー交響楽団

 コンサート終了後にお二人の共著『音楽を「考える」』と江村さんの『ハープ協奏曲』のCD販売とサイン会がある予定とのこと。
 続きは帰ったら報告します。では…、
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/
 追記:「妄想的感想」
 ヴィム・ヴェンダースの映画『ベルリン天使の詩』を思い出してしまいました。茂木さんが、元天使に見えたのです。コロンボ刑事のピーターフォークが元天使役でこの映画に登場しますよね、この舞台の熱演ぶりに、ひょっとして茂木さんも元天使じゃあないかと思ってみたりしました(笑)。
 ピーターフォークも本人として登場して、人間になりたくなって、人間になってしまった元天使だったよね。「実無限」は人間とは縁のない「神の領域」だし、茂木さんが朗読した《可能無限〜》は、常に、「次へ」、「次へ」と羽ばたく、天使の翼を折りたたんで、地上に降り立ち、「可能無限」という「見えない翼」で飛翔する元天使のピーターフォークと重なったんですよね。
 二階の袖でヴァイオリンを奏でる大谷玲子は「実無限」(神)で、茂木さんは舞台正面、二階の真後ろ、右手と足音も音響として、英詩を朗々と吟じましたよ。
 いずみホールは正面がパイプオルガンが設置されて、大きすぎない最適な規模で、とてもいいホールですね。この近辺はよく来たところなのですが、今回初めて、ホールに入りました。又、来たいですね。
 最前列だったのに、違和感なく舞台全体を見渡すことも出来たし、音響もばっちりだったです。
 しかし、何故、僕の妄想がブルーノ・ガンツ、オットー・サンダーの天使ではなく、ピーターフォークかと言えば、理屈ではなく、そうなってしまうのです。
 色々な楽器の音をそれぞれの色というか、茂木さんの声も音として、「Cooperation Amplifire」(協力の増幅装置)って言うか、コラボですか、「オーケストラ」としてまぐわっていました。
 ご苦労様でした♪茂木健一郎 クオリア日記: 濃密で有機的な
 ★『可能無限への頌詩』終了後のお祝いの会の音声ファイルもアップされていますよ。(MP3, 18.1 MB, 20分)
 こちらに英詩がアップthe qualia journal: An Ode to the Potentially Infinite
 参照:★初演《可能無限への頌詩》 in いずみホール - 坂道をのぼりながらhttp://tsune-arayashiki.seesaa.net/article/43004367.html
ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版 [DVD]ノスタルジア [DVD]