ワイルドバンチ(1969年)

ディレクターズカット ワイルドバンチ スペシャル・エディション [DVD]

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 多分、就職氷河期にぶつかった1975年前後生まれのマイミクさんが、僕が青春時代に公開された映画を、小沢民主党代表が米国大使と会談してテロ特措法の期間延長に反対という意思表示をしたことを受けて、急遽、長文のエントリーをアップしたのですが、「バンチズム」として紹介してくれたのです。だけど、僕は見ていなかった。
 イーストウッドの『硫黄島からの手紙』と『父親たちの星条旗』と見比べてみたいです、それで、チェック。

じゃあどうすりゃ良いのって話なんですが、最近サム・ペキンパーの『ワイルドバンチ』って名作映画があるんですが、最終的にはこういうことじゃないかと思うんですよね。『ラストサムライ』ではなくて絶対に『ワイルドバンチ』じゃなきゃ駄目。ギリギリまでは駆け引きや損得や悪い事やって延命しても良いんだけど、最後の最後は損得勘定を超えておのが矜持の為に死す。まあ、こういう矜持だけは決して国家に簒奪されてはいけないし、パトリに帰順する事すらも卑しいと思えるほどのバンチズム(造語)

 マイミクさんは「リベラリズムナショナリズム」について書いて、「われわれという線引きの問題」、「他者問題」ですが、いわゆる知識人は見たくないものを見ない(排除)した上でリベラリズムの、ナショナリズムのいいとこ取りをしてしまう、そのようなナイーブさ?に腹立たしさを感じた上で、宮台さんが言う、イーストウッドの「草の根右翼」とは又違う「バンチズム」だと思うのですが、まず、映画を見て考えたいのです。