新書戦争は続く

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)下流社会 第2章  なぜ男は女に“負けたネオリベラリズムの精神分析―なぜ伝統や文化が求められるのか (光文社新書)ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書) 
 実は、三浦展の『下流社会』は、読もう読もうと思いながら、いまだに読んでいないのです。ブックオフの百五円コーナーで見つけるもんだから、「そう言えば、まだ読んでいないなぁ」と、思い出して先月も買ったのですが、持っていましたよ。「いや〜あ、失敗!」と、図書館に寄贈しようと持参したら、図書館の資料として当然、蔵書しておりました。複数本なんてしませんからね、色々とコストがかかる。
 それで、まだ本棚に二冊あります。読む意欲はあったのですが、又、この次にと、先送りしていたわけ。
 あ〜ぁ、それなのに、後藤和智氏からトラバされて、第二章が出版されたことを知ったわけ。エントリータイトルは『統計学の常識、やってTRY!SPECIAL 〜三浦展『下流社会 第2章』を嗤う〜』ですか、 益々読む気が失せます、困ったなぁ…(笑)。
 どうしても話題本はタイミングですから、タイミングを外すと、積ん読になってしまう。しかし、『下流社会』は、ネガティブな情報が引っかかりし過ぎますね、僕は辛口の人、へそ曲がりの人であるにもかかわらず、「良かった」と言っている本を最優先に読みますから、どうしても、例え話題本であろうとも、後回しになってしまう。
 今年、新書で、一押し、二押しは、福岡伸一の『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、樫村愛子の『ネオリベラリズム精神分析』(光文社新書)でしょうね。この本は複数本あっても図書館に寄贈しませんね。枕頭の書になりうる。
 でも、生田武志の『ルポ最底辺―不安定就労と野宿 』(三押しですか)は寄贈しました。出来る限り、様々な人に読んでもらいたいから…、それによって売れる機会がちょっとだけ減ると思われるかもしれないが、でも、図書館寄贈って、販促の一助になると思う。