額に汗しない労働

  JCcastが更新されました。常岡浩介さんのナイジェリアの話が面白かったです。
 赤木さんと常岡さんとの労働観のズレは、僕もこのブログのコメントのやりとりで感じた赤木さんのいわば「額に汗して働く」ことが仕事であって、例えばデイトレードとか、そんなのは仕事としてカウントされていない。金利生活者はとんでもない。
 でも、搾取の問題は資本制のシステムに組み込まれたもので、利潤=搾取は自明ですよ。、ただ、それを最適化のレベルにつなげて、社会的妥当性を獲得する。そこまではわかるのです。でも、赤木さんの労働観は、そのフレームが窮屈で、限りなく彼個人の「感情」にアクセスする。理屈ではないんだろうねぇ。
 デイトレーダー、ギャンブラーは生理的にダメなんだろうと思う。でもねぇ。デイトレーダー、ギャンブラーはハイリスクを背負っている。まあ、「額に汗しないけれど、心臓に悪い」。僕は常岡さんの労働観に共感します。
 ひきこもりとワーキングプアの問題は全く別の次元でしょう。資本制の中で無用の人として生きるのもスゴイパワーがいる。そこを押さえて「働く」ということについて考えたい。