パレスチナ1948/接吻2008/そして


 昨日、九条のシネ・ヌーヴォで、やっと広河隆一の『パレスチナ1948・NAKBA』を見ました。高校の同級生であるけれど、1960年の安保の夏が終わって秋に大阪の高校に転校した僕と広河とは面識がなかったけれど、この映画を見て、そうかあの頃、僕も「キブツ」に興味を持っていたなぁ、僕はヨコハマまで行ったけれど、船に乗らなかったわけです。ヨコハマが好きになりそれからず〜とヨコハマで本を売っていたわけで、広河は、ルビコン河を渡ったわけだ。そして、四十年間、パレスチナにこだわり続けている。僕の本棚に高校の卒業アルバムがあるのですが、最後のページにちゃんと高校生だった広河隆一の名前がアルバム委員として刻まれている。僕は文芸部員として撮られたスナップ写真が掲載されているけれど、広河が撮ったものかどうかはわからない。1962年です。彼は新聞部員だったのです。
 シネ・ヌーヴォは二階にも映写室を設けたんです。ちっちゃくて小屋がけのようなところなのですが、このドキュメンタリー映画を見るに最適な環境ですねぇ。それでも30人は入れるでしょう。昼間だったのですが、20人は入っていました。この映画についてはid:Arisanがとても素敵なレビューを書いているので参照して下さい。
 前日のエントリーで『接吻』を取り上げましたが、大阪ではシネ・リーブル梅田で5月31日からアンコール公開ですねぇ。(http://www.cinelibre.jp/umeda/comingsoon/index.html
 シネ・ヌーヴォには一杯映画関係のチラシがあるから、スタッフの女の子に「接吻」のチラシはないのって訊いたら、あったのになくなっていました。「私も見たい!」って、嬉しそうの言っていた。「僕も見たい!」