指定管理者制度は、希望か?

 労働情報総合プラザサイトで、指定管理者導入による図書館についての記事が紹介されていたので、読んだのですが、僕の住んでいる街はいかがなものかと調べました。指定管理者を導入している施設は結構ありますねぇ。
 僕はこの病院に通院しているのですが、病院から手渡される外来患者様呼出システム端末を持ち歩いて市駅前サテライト図書館に寄るのが通常です。ここでも、端末の電波が届くので、呼び出しのベルが鳴っても病院まで歩いて数分、いや数十秒で行けるのです。殆ど病院構内と言ってもいいアクセスポイントなのです。
 パソコンも置いているから、待ち時間の間、ネットサーフィンして、読みたい本があれば、こちらの受付でリクエストする。本の手配が出来たら、家の近くの系列図書館に回してくれるようにお願いする。
 この駅前サテライトは定期休室日を設けない新しい運営スタイル(平日、午前9時〜午後7時/土曜日、日曜日、祝日 午前10時〜午後6時 )で、おまけに歩いてすぐの病院の地下に「やすらぎ文庫」という寄贈本を集めた図書館(蔵書館)ですか、まあ、病院が管理する図書室ですけれど、なかなか便利な文庫があるのです。
 指定管理者導入による図書館ではないけれど、僕が利用する市の図書館は色々と工夫している。
 そして今気がついたことですが、病院の敷地内に隣接している『ラポールひらかた』も指定管理者による運営がなされていたんですね。この施設内にも福祉関係の図書室があります。
 僕の馴染みな地域で神奈川県を見ると、指定管理者制度の募集のページがありました。具体的にイメージがわきます。
 講演テキストとしては、高槻市の明るい「指定管理者制度」入門は分かりやすい。

管理委託制度は、地方自治体と管理受託者の関係は「委託」「受託」という法律、条例に根拠を持つ公法上の契約という法律関係であり、指定管理者制度での指定管理者との関係は、「管理の代行」という形で、契約関係とは異なる概念です。
このようなことから、最大の相違点は「使用の許可」など処分性の認められる事務について、指定管理者制度下では指定管理者が行うことが可能となったことです。

 受託よりは管理代行の方が色んなことが出来る可能性が大であることは間違いない。有料化も可能だし(まあ、問題があるかもしれないが)、いままで委託者の縛りがあってできなかったことが、管理者の責任でできることの選択肢が増えるでしょう。それこそ、本屋さんとのコラボとか、異業種とのコラボでも出来るでしょう。
 何か、期待値が高くなりますねぇ。そんな風に希望を膨らませることがあってもいいと思う。