本はこんなにも貶められたのか

 「廃棄だって、そんなアホな!」、僕が寄贈した本も廃棄!(涙)≒府知事の涙
 寄贈した本を思い出しながら、リストアップします。bk1に書評した本が多いのです。
(1)森岡正博著『無痛文明論』、(2)湯浅誠著『貧困襲来 』、(3)赤木智弘著『若者を見殺しにする国』、(4)生田武志著『ルポ最底辺』、(5)蔵 研也著 『リバタリアン宣言』、(6)内藤 朝雄著 『いじめと現代社会 』、(7)武田徹著『NHK問題』、(8)江 弘毅著 『「街的」ということ 』、(9)上野 千鶴子ほか著『バックラッシュ! 』、(10)桝井 英人著 『「国語力」観の変遷』、(11)本田 由紀著 他『「ニート」って言うな! 』、(12)武田 徹著 『調べる、伝える、魅せる!』、(13)酒井 順子著 『負け犬の遠吠え 』、(14)酒井 順子著 『少子』、(15)田口 久美子著 『書店風雲録』、(16)四方田 犬彦著 『ハイスクール1968』、(17)菅谷 明子著 『未来をつくる図書館』、(18)岡崎武志著『読書の腕前 』……、
 まだ、まだ一杯あるのですが、怒りにまかせてここまで書きました。少し気分が落ち着きました。後は次回に書くかも知れません。そうそう、僕の寄贈ではないのですが、(19)松岡正剛の『千夜千冊』のセットも寄贈であります。後、(20)隔月誌『風の旅人』もありました。
 本日、第124回目のbk1書評鉄人に選ばれた“SlowBird”さん は、このブログのコメントで、

有意義な図書館の存続には心情的には同意しますが、やはり金が無いという現実には勝てないと思います。死蔵でもなんでもいいから蔵書の引き取り手を捜して、「最悪の事態」だけは防げるようにしてほしいと思います。
ところで僕は(当面は)寄贈なんてしないですよ。相手方で「古くて汚い」本だからといって廃棄しないと誰が保証できますか。

 かようなことを書いていたが、現実問題になってしまった。
 追記:寄贈本♪(21)bk1with熱い書評プロジェクト著『熱い書評から親しむ感動の名著』、(22)坪内祐三著『一九七二』
 そして、今、新刊ほやほやで橋下府知事にオススメしたい本は、杉田俊介著『無能力批評』です。
 彼は書く。私は、現在の多様な労働=生存運動の文脈に、もう一度、《私の個人主義》という自由の価値を差し入れてみたいのです。(杉田p26)
 一冊の本は差し入れられた自由の価値だと思う。