一番、腹立たしいもの、

「平和を守るために戦争をする」と臆面もなく言ってしまう厚顔さ。
「戦争をするために戦争をする」なら、まだわかる。
「身体を守るために手術をする」のなら、喜んで受容する。
でも、「手術のための手術」なら、困ってしまうが、
医学の進歩のための人体実験と一応の屁理屈が立つ。
「戦争をするための戦争」も戦争仕掛け人として理屈が立つ。
だが、「平和を守るための戦争」は、どんな成算があるのか、さっぱりわからない。
「平和を守るためには、参加しない、戦争を起こさない」それしかないでしょう。
消火活動をするために、火をつけるのと同じではないか。
まあ、かって江戸時代の火消しは延焼を防ぐために近隣の家を打ち壊すことがもっぱらであったが、
イスラエルのガザ空爆は消火活動という大義名分に名を借りて街ごと破壊しようとするのと何ら変わらない。
頼むからマッチポンプの厚顔さはご免こうむりたい。