ナカノシマ大学/ベルギーの市民大学

各国、各地域によって教育環境にはお金の面から言っても大きな違いある。

大阪の街には、「市民が学ぶための場所を自分たちでつくる」という美風がありました。その好例は、江戸時代に生まれ、中之島にもゆかりが深い「懐徳堂」です。現在の大阪文化の形成にも大きな役割を果たした懐徳堂は、享保9年(1724)、「五同志」と呼ばれた富裕な町人たちが自らの研鑽と後身の育成のために建てた学問所です。明治2年(1869)にその歴史を閉じるまで、街の“市民大学”として多くの人々に親しまれてきました。
この懐徳堂を源流とする大阪大学では社学連携事業として連続講座やセミナーなどを行う「大阪大学21世紀懐徳堂」を推進しています。また、このような「市民が学ぶための場所」を広げていく動きは財団法人大阪21世紀協会による街なかワークショップ事業「大阪カルチャークラスター!!」にも見られます。さらに、大阪大学が中心となり、国立国際美術館をステージとして若手アーティストに発表の場を提供し、そこで地元企業とのマッチングを図る「中之島アートアッセンブリー」もスタートしようとしています。「月刊島民ナカノシマ大学」もこうした「21世紀の懐徳堂プロジェクト」の一環として展開していきます。
http://www.nakanoshima-univ.com/about_kaitokudo.html

しかし、大阪ではお勉強するにもお金がかかりますね。id:shohojiさんのベルギーでは、お勉強する意欲があれば、殆どお金がかからない。先日も急に思い立って絵の勉強をするとカキコしているから、てっきり日本の常識でカルチャーセンターのようなものだと思ったが、大学の受け入れで二年生までは無料。それ以降も本当に安い!shohojiさんの話では、何十年も通学している年寄りもいると言う。

私が参加するのは土曜日のコースで、朝8時40分から午後5時まで、朝から絵を描き、昼に美術史の授業を受け、お昼ご飯のあとまた絵を描く、というもの。
今日さっそく第1日目に行ってきました。
18歳未満は無料、求職活動中の失業保険受給者も無料、生活保護受給者も無料、そうじゃない人はどの授業をいくつ取るかなどでいろいろ変化するようですが、私は1年分87,60ユーロ支払いました。
http://d.hatena.ne.jp/shohoji/20090905

そうやって、ぶつぶつ言いながら、月刊島民ナカノシマ大学キックオフ記念セミナー「21世紀は街場で学べ!」の申し込みを致しました。1,500円です。でも応募多数の場合は抽選。定員500名。
日時:10月1日(木) 7:00pm〜 場所:大阪市中央公会堂
パネリスト:内田樹 鷲田清一 平松邦夫 釈徹宗