本をかざしてムーンリバー


夕方、はまちの刺身を近所のお年寄りにお裾分けする。帰りに見事な満月が天空にあった。ちょうど昼間、手嶌葵youtubeを視聴していたら、「ムーンリバー」を唄っていて、動画の中でもやはり満月が天空にあった。
夕食後、自治会の幹事会に出席する。白ばら推進員として今回の衆院選挙の報告をするが、早々と発行された機関誌によると、市の投票率は全体で68,42%と高かったのに、年代別で見ると、20-29歳が(52,10%)と極端に低い。ちなみに、30-39歳(70.93%)/40-49歳(78,36%)/50-59歳(88,48%)/60-69歳(90.67%)/70歳以上(80,57%)となっており、僕の年齢前後では何と90%。
団塊の世代投票率の高さに改めて驚きました。でも、結構就職氷河期世代も頑張っている。
あまりにも段差が多いのは二十代の若者ですね。他の世代と比べると20%の少なさである。機関誌の記事では《20代の投票率が、他の年代の投票率と比べ低い傾向は変わらず、かねてより指摘されている若者の政治離れがはっきりと現れた結果となりました。》となっているが、果たして政治離れの結果なのか、それとも投票という民主主義の手続きに関する不信感で政治的関心は高いのだけれど、投票には関心がないのか。そのあたりのデータが欲しいですね。
ネット投票を導入すれば20代の投票率は上がるのは間違いない。数年前から提案はしているが動きがない。これこそ、パブリックコメントに適したものだと思うし、若者達が運動を起こすべき問題ではないでしょうか。僕はよく言っているが手続き、フレームを変えることはとても大事だと思う。直截に中身を変えるより、カタチにまず手をつけることは抵抗が少ない。小選挙区導入によってまさか政権交代が起こるとは思わなかった人が多かったと思う。中身を語らないでカタチを変える。そんな戦略ですよ。
期日前投票者数は市では4万人を越え全投票者数の18%を越えるようになっている。20代の若者たちがこの期日前投票の簡便さを知り、投票行動に走れば一気に20%近い段差を埋めることにもなるとは思うけれど、僕が20代の頃のことを考えると、住民移動届けをしていないのが多いのではないか。
来週の日曜日は町内の運動会で小学校の校庭で行うのですが、なかなか選手のエントリーが大変でどうしても年寄り達がメインになってしまう。僕は綱引きとムカデ競争にエントリーしました。その次の日曜日は秋祭りとこのシーズンは忙しいですね。
満月を見ながら帰宅したら、満月のエントリーがありました。そうだよなぁ、id:braryさんも村上春樹の『1Q84』の青豆さんもこの日、十五夜のお月さんを見ていたんだと思うと、時間も空間も奇妙に歪んで、歪んだ心持ちのまま、カレンダーの変わった午前深夜、柴野京子の『書棚と平台』のレビューをbk1に投稿しました。(もう公開されていました。即日開票、早い!)
何か、トンデモない誤読をしているのではないかとの不安があるのですが、僕なりに満月のエネルギーに補充された筆圧の高さでした。
レビューでは紹介しなかったけれど、本書で『退屈男と本と街』が終章の「マニアの本棚」で、「一箱古本市」とともにこれからの出版流通の「希望の星」の一つとして語られているが、僕はブログを初めてから早々、退屈男さんとネット上での交流があったけれど、確かに退屈男さんは淡々と殆ど変わらないポジションで「その日集めた情報」を更新していましたね。その持続性に感嘆しますよ。
僕のは「流れ星」です。多動症的動きが激しくて、良く言えば福岡伸一の「動的平衡」を心がけているのですが、変わることで変わらないを持続する曲芸は難しい(涙)。