フリークスから意志の勝利(二年の出来事)

オリンピア―ナチスの森で
図書館のリサイクル棚にあった沢木耕太郎の『オリンピア ナチスの森で』をもらう。そしたら、pataさんの日記で『意志の勝利』について言及していた。二、三日前に保坂和志&がぶんさんの掲示保板「no.1525」にアップされているフリークスについてのやりとりが面白い。異形もの=神の子っていう視点が隠蔽の力によって静かに進行しているのかなぁ。そして、こんな市長の発言を生み出すのだろう。
1932年アメリカ映画『フリークス』公開、満州国成立。1933年日本、国際連盟脱退、治安維持法検挙4200人、小林多喜二虐殺。そして、1934年にレニ・リーフェンシュタールのドイツ映画『意志の勝利』が公開される。この二年間に何が起こったのか。この年、ボニー&クライドも射殺されましたね。



たったこの二年間で起きた東西の出来事は渦中の時では当然、予測不可能。
他にリサイクル棚に、既読本ですが、武田徹の『戦争報道』、岩波新書の中馬清福『新聞は生き残れるか』、原彬久『岸信介』があったので、こちらも頂戴する。病院の図書室に寄贈しますか。隔月誌『風の旅人』のバックナンバーが病院の図書移動蔵書として利用されている。段々と病院の蔵書も充実しましたねぇ。ただ、残念なことに棚スペースが狭い。ロビーは広いので、本棚を設置して欲しいねぇ、こちらの病院は、ボランティア専門のセクションがあって、いろんなことをやっている。